百鬼夜行(ひゃっきやぎょう)は、夜更けの都大路を鬼や妖怪の群れが練り歩くという言い伝えです。室町時代には、京都・大徳寺の真珠庵に伝わる『百鬼夜行絵巻』のように、古道具の化けた付喪神たちが列をなす姿が絵巻に描かれました。
この頁では、その絵巻を竹林の夜道に広げ、YOKAI.JPの図鑑から100体の妖怪を一体ずつ描き起こして歩かせています。河童や天狗のようなおなじみの顔ぶれから閻魔王や白沢まで、行列はこれからも少しずつ増えていきます。妖怪をタップすると時がゆっくり流れ、その妖怪が振り向いて姿を見せます。
- 河童
河童は、川や池、沼などの水辺に棲むとされる、日本でもっとも名高い妖怪の一つである。
絵巻で見る → - 天狗
天狗は、日本の山岳に棲むとされる妖怪にして神格的存在であり、修験道の山伏と分かちがたく結びついてきた山の主である。
絵巻で見る → - 九尾の狐
九尾の狐は、狐が長い年月を経て霊力を高め、尾を九つに分けたとされる妖狐である。
絵巻で見る → - からかさ小僧
からかさ小僧は、紙を張った傘が顔や手足を得たように描かれる、日本を代表する器物妖怪である。
絵巻で見る → - 提灯お化け
提灯お化けは、古びた提灯が顔を持ち、長い舌や裂けた口をのぞかせる器物の妖怪である。
絵巻で見る → - 鬼
鬼は、頭に角を生やし、口に牙を持ち、虎の皮の褌をまとう異形として描かれる、日本の怪異の代表的な総称である。
絵巻で見る → - 狸
狸(たぬき)は、日本の里山に棲むタヌキをもとにした動物変化の代表格である。
絵巻で見る → - 猫又
猫又(ねこまた)は、日本の妖怪のなかでも最も広く知られ、かつ最も複雑な変遷を辿った怪異の一つである。
絵巻で見る → - 一つ目小僧
額の中央に大きな一つ目を据えた、坊主頭の童子の姿で現れる妖怪。
絵巻で見る → - 座敷童子
座敷童子(ざしきわらし)は、東北地方、とりわけ岩手の古い家に宿ると語られてきた神霊・怪異である。
絵巻で見る → - のっぺらぼう
のっぺらぼうの核心は、「顔」という人間認識の最小単位が突然消えることにある。
絵巻で見る → - ぬらりひょん
ぬらりひょんは、大きくふくらんだ禿頭をもつ老人風の姿と、その名が江戸時代の妖怪図像に残る存在である。
絵巻で見る → - ろくろ首
ろくろ首は、夜になると首が異様に長く伸びる妖怪として知られている。
絵巻で見る → - 雪女
雪女は、雪の夜、吹雪の山道、白く埋もれた村に、女性の姿をとって現れる怪異である。
絵巻で見る → - 一反木綿
一反木綿(いったんもめん)は、大隅高山地方(現在の鹿児島県肝付町高山周辺)に伝わる、長い木綿のような怪異である。
絵巻で見る → - 油赤子
江戸中期、鳥山石燕『今昔画図続百鬼』に描かれた妖怪。
絵巻で見る → - 油すまし
油すまし(あぶらすまし)は、肥後天草の山あいの峠に出るとされた妖怪である。
絵巻で見る → - アマビエ
アマビエは、弘化三年四月中旬(西暦一八四六年)の年記を持つ一枚摺によって知られる、肥後国の海中から現れて未来を告げた異形の存在である。
絵巻で見る → - 天邪鬼
天邪鬼は、人の心を見透かして悉く逆らい、言葉や行いを反転させて人をからかう小鬼として語られる。
絵巻で見る → - 青行燈
青行燈(あおあんどん)は、百物語に使われた青紙の行燈と、鳥山石燕が描いた異形とが結びついて生まれた近世の版本妖怪である。
絵巻で見る → - 足長手長
足の極端に長い「足長人」と、腕の極端に長い「手長人」を総称する異人譚。
絵巻で見る → - 小豆洗い
小豆洗い(あずきあらい)は、夜更けの川辺や沢で「ショキショキ」「ザクザク」「シャリシャリ」と小豆をとぐような音を響かせる、音を本体とする妖怪である。
絵巻で見る → - 化け草履
古くなった草履に霊性が宿ったとされる付喪神。
絵巻で見る → - 獏
獏は、中国の漢籍に記された霊獣「貘」を母胎とし、日本で「悪夢を食う獣」として独自に育った想像上の生き物である。
絵巻で見る → - 波山
波山は伊予に伝わる怪鳥で、婆娑婆娑・犬鳳凰とも呼ばれる。
絵巻で見る → - 貧乏神
家や人に取り付き、家運を傾けるとされる神。
絵巻で見る → - 琵琶牧々
琵琶牧々(びわぼくぼく)は、鳥山石燕の妖怪画集『画図百器徒然袋』(天明4年・1784年刊)に描かれた付喪神で、古い琵琶が霊を得て、座頭(盲僧)の姿に化したものとされる。
絵巻で見る → - 大黒天
大黒天 (ダイコクテン) は古代インドのヒンドゥー教神シヴァの別名マハーカーラ (Mahākāla·「大いなる時·大いなる闇」の意) を起源とする仏教守護尊で、日本では中世以降に…
絵巻で見る → - 奪衣婆
奪衣婆は日本仏教·民間信仰における三途の川の鬼婆である。
絵巻で見る → - 百々目鬼
『今昔画図続百鬼』(安永8年・1779)に鳥山石燕が描いた、両腕に無数の目を生じた女の妖怪。
絵巻で見る → - 泥田坊
泥田坊(どろたぼう)は、鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』(安永十年=一七八一年刊)の「雲」の巻に収められた妖怪である。
絵巻で見る → - 恵比寿
恵比寿 (エビス) は七福神 (恵比寿·大黒·毘沙門·弁財·福禄寿·寿老人·布袋) 唯一の日本固有神格で、鯛を抱え釣竿を持つ笑顔の老翁姿で描かれる商売繁盛·漁業·航海の神である。
絵巻で見る → - 猿猴
猿猴(えんこう)は、愛媛県南予をはじめ四国西部・中国地方西部で河童を指す方言名である。
絵巻で見る → - 閻魔王
サンスクリット Yama (ヤマ) ── ヴェーダ期インドの最初の死者·冥府王に起源を持つ仏教·道教·神道混淆の地獄王。
絵巻で見る → - 風神
風を司る日本神話の神格。
絵巻で見る → - 船幽霊
船幽霊(ふなゆうれい)は、水難で命を落とした者の霊が海上に現れる怪異である。
絵巻で見る → - 二口女
二口女(ふたくちおんな)は、後頭部または項(うなじ)にもう一つの口をもつとされる女の妖怪。
絵巻で見る → - がしゃどくろ
がしゃどくろは、夜の野を歩く巨大な骸骨として知られる現代妖怪である。
絵巻で見る → - 五徳猫
鳥山石燕『画図百器徒然袋』に描かれる化け猫。
絵巻で見る → - 白沢
白沢(はくたく)は、中国の古伝承に由来する瑞獣で、人語を解し天下の妖異・鬼神・病災のことごとくに通暁するとされる。
絵巻で見る → - 般若
般若は、二本の角、金色に光る眼、牙、大きく裂けた口をもち、怒りのなかに悲哀を残す能の鬼女面である。
絵巻で見る → - 狒々
狒々(ひひ)は山深くに棲むとされる大猿の怪で、年を経た老猿が化けたもの、あるいは猿を巨大にした異獣と考えられた。
絵巻で見る → - 骨女
骨女は、鳥山石燕『今昔画図続百鬼』に描かれた骸骨の女。
絵巻で見る → - 布袋
唐末·五代の実在の禅僧·契此 (かいし、?-917)を本源とする神格。
絵巻で見る → - 百目
全身に無数の――名のとおり百ほどの――目を生やした異形の妖怪。
絵巻で見る → - 犬神
犬神は西日本を中心に分布する犬霊の憑き物で、狐憑き・管狐などと並ぶ強力な憑霊とされた。
絵巻で見る → - 一本だたら
一本だたらは、皿のような一つ目と一本足の姿をとるとされる山の怪で、紀伊の熊野から大峰山脈一帯にかけて広く語られる。
絵巻で見る → - 一寸法師
一寸法師(いっすんぼうし)は、現代においては「お椀の舟に乗り、針の刀で鬼を退治した勇敢な小さな男の子」という、子供向けの清く正しい昔話のヒーローとして広く認知されている。
絵巻で見る → - 以津真天
以津真天(いつまで)は、人の顔、曲がった嘴(くちばし)に並ぶ鋸(のこぎり)のような歯、蛇のごとき長い胴体、そして剣のように鋭い両足の蹴爪を持つ巨大な怪鳥である。
絵巻で見る → - 絡新婦
絡新婦(じょろうぐも)は、実在する蜘蛛の名、女に化ける蜘蛛を語る近世怪談、鳥山石燕の図像、各地の蜘蛛淵伝説が重なって知られる妖怪である。
絵巻で見る → - 鎌鼬
鎌鼬は、風が通り過ぎた後、刃物も見当たらないのに皮膚や肉が裂けているという不可解な出来事につけられた名である。
絵巻で見る → - 髪切り
髪切り(かみきり)は、人の頭髪を本人に気づかせないまま切り落とす怪異で、黒髪切(くろかみきり)とも呼ばれる。
絵巻で見る → - 蟹坊主
蟹が僧に化けて問答を仕掛けるとされる怪異。
絵巻で見る → - 火車
葬式・葬列や墓場に現れ、棺や亡骸を奪うとされる妖怪。
絵巻で見る → - 毛倡妓
江戸中期の絵師・鳥山石燕が『今昔画図続百鬼』(安永8年・1779年)に描いた、創作色の強い妖怪。
絵巻で見る → - 毛羽毛現
鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』(安永10年・1781年)に描かれた、全身を長い毛に覆われた犬のような姿の怪。
絵巻で見る → - キジムナー
キジムナーは沖縄本島·奄美諸島周辺で語り継がれる樹木の精霊である。
絵巻で見る → - 清姫
清姫は、紀伊国道成寺に伝わる安珍清姫伝説の蛇女である。
絵巻で見る → - 子泣き爺
子泣き爺は徳島県三好郡 (旧三名村字平、現·三好市) の山間部に伝わる妖怪で、老人の姿をしながら山道で赤ん坊のような泣き声を発するとされる。
絵巻で見る → - 木の葉天狗
木の葉天狗は、江戸期の随筆や怪談に頻出する天狗の一類で、境鳥とも称される。
絵巻で見る → - コロポックル
コロポックルは北海道·樺太·南千島のアイヌの口承に登場する小人族である。
絵巻で見る → - 口裂け女
口裂け女(くちさけおんな)は、1978-1979 年に岐阜県を発祥として全国に伝播した、戦後日本を代表する現代都市怪談である。
絵巻で見る → - 件
件は江戸後期に広く流布した半人半牛の予言獣。
絵巻で見る → - 狂骨
鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』に描かれた骸骨の妖怪。
絵巻で見る → - 見越入道
夜道や坂の突き当たり、四つ辻、石橋、木の上などに現れる入道姿の怪異。
絵巻で見る → - 耳なし芳一
耳なし芳一は、平家一門の亡霊に呼び出され、琵琶で壇ノ浦の合戦を語った盲目の琵琶法師として知られる。
絵巻で見る → - なまはげ
なまはげは、秋田県男鹿半島の村々に大晦日の夜に来訪する「来訪神」である。
絵巻で見る → - 猫娘
猫娘は、猫の所作や嗜好を示す女性に与えられた呼称で、近世の見世物記録・実見談・読本などに現れる。
絵巻で見る → - 鵺
鵺(ぬえ)は、古代の鳥名と、中世の宮中怪異・武者説話、さらに能や妖怪画が重なってできた存在である。
絵巻で見る → - 塗仏
江戸期の妖怪絵巻に見える黒い僧形の怪。
絵巻で見る → - ぬりかべ
夜道で行く手をふさぐ見えない壁として語られる妖怪。
絵巻で見る → - お歯黒べったり
お歯黒べったりは、花嫁や若い女の姿で現れ、顔を隠して近づいた者に、目も鼻もない白い顔と、黒く染まった歯だけが目立つ大きな口を見せる妖怪である。
絵巻で見る → - お岩
お岩は、夫の裏切りによって毒を盛られ、顔が爛れて死に、凄まじい怨念で祟りをなす――そんな女の亡霊として、日本で最も広く知られる怪談の主人公である。
絵巻で見る → - お菊
お菊は、家宝の皿一枚をめぐる嫌疑から井戸に沈められ、夜ごと井戸の底で「一枚…二枚…」と皿を数える女の亡霊である。
絵巻で見る → - 雷神
雷鳴と稲妻を司る日本の神格で、太鼓を環状に背負い、それを打ち鳴らして雷を起こす鬼形の姿で知られる。
絵巻で見る → - 雷獣
雷獣は、激しい雷雨や落雷とともに天から落ち来たると信じられた獣状の妖怪で、近世の各地に広く伝承された。
絵巻で見る → - 両面宿儺
両面宿儺(りょうめんすくな)は、飛騨国の異形の人物として『日本書紀』に記され、後世の飛騨・美濃では、寺を開いた者、仏法を守る者、龍を退けた英雄として語られてきた存在である。
絵巻で見る → - 龍神
龍神は、水・雨・海をつかさどる龍蛇形の神。
絵巻で見る → - 覚
覚(さとり)は、人の心を読むと伝えられる山の妖怪。
絵巻で見る → - 栄螺鬼
鳥山石燕『百器徒然袋』(天明4年・1784年)に描かれた、サザエ(栄螺)が歳を経て鬼と化した姿の付喪神。
絵巻で見る → - 瀬戸大将
瀬戸大将(せとたいしょう)は、鳥山石燕の妖怪画集『画図百器徒然袋』(天明4年・1784年刊)に描かれた付喪神で、皿・徳利・茶碗・燗鍋(かんなべ)といった瀬戸物(陶磁器)が寄り集ま…
絵巻で見る → - 猩猩
中国古典『山海経』『礼記』『楚辞』『淮南子』『水経注』に登場する伝説の霊獣で、「能言獣 (人語を解する獣)」「酒·人血を好む獣」の二系統伝承を持つ。
絵巻で見る → - 鍾馗
鍾馗(しょうき)は、中国唐代の説話に由来する辟邪(へきじゃ)の神格で、鬼を捕らえ食らう威をもって疫鬼を退ける守護神として崇められる。
絵巻で見る → - 酒呑童子
酒呑童子は、都から人々をさらう鬼王と、勅命を受けて山へ入る武者たちの対決を描く、中世の鬼退治物語の中心人物である。
絵巻で見る → - 砂かけ婆
砂かけ婆は奈良県·兵庫県·滋賀県等に伝わる妖怪で、神社の側·人通りの少ない森·竹薮·松の木の上等から通行人に砂を浴びせて驚かすとされる老婆姿の存在である。
絵巻で見る → - すねこすり
すねこすりは、岡山県の夜道に出ると伝えられる小さな獣形の妖怪である。
絵巻で見る → - 高女
鳥山石燕『画図百鬼夜行』に描かれる女妖。
絵巻で見る → - 玉藻前
玉藻前は、平安時代の末、鳥羽上皇に仕えたという絶世の美女である。
絵巻で見る → - 鉄鼠
鉄鼠(てっそ)は、三井寺の僧・頼豪の怨念が化したと伝える鼠の妖怪で、経巻や仏像を食い破る無数の鼠の群れとして語られる。
絵巻で見る → - 豆腐小僧
豆腐小僧(とうふこぞう)は、大きな笠をかぶった子どもの姿で、紅葉印の豆腐を一丁のせた盆を捧げ持って雨の夕暮れに現れる妖怪である。
絵巻で見る → - 土蜘蛛
本来は古代、朝廷に従わなかった在地勢力を指す蔑称として正史に見える語で、『日本書紀』の神武・景行・神功の各紀や諸国の風土記逸文に名が見える。
絵巻で見る → - 月の兎
月の兎は、満月の明暗を兎の姿に見立てる想像から生まれた、アジア各地で知られる月の象徴である。
絵巻で見る → - 海座頭
海座頭(うみざとう)は、江戸期の妖怪画にみえる海上の座頭(盲僧)の姿をとる妖怪である。
絵巻で見る → - 海坊主
海坊主(うみぼうず)は、日本各地の沿岸部に伝わる海上の怪異で、とりわけ漁師の間で恐れられてきた。
絵巻で見る → - 牛鬼
牛鬼(うしおに)は、主に西日本の海岸や淵、山間部に現れるとされる、日本妖怪の中でも屈指の獰猛さと霊格を持つ存在である。
絵巻で見る → - うわん
うわんは、江戸期の妖怪画に見られる正体未詳の妖怪。
絵巻で見る → - 輪入道
炎に包まれた牛車の車輪の中心に、憤怒の形相を浮かべた大入道の顔が現れる怪。
絵巻で見る → - 山姥
山姥(やまうば・やまんば)は、深山に棲むと伝えられる老女の姿をした怪。
絵巻で見る → - 八咫烏
八咫烏は、神武東征の途上で天から遣わされ、熊野から大和へ向かう道を示した霊鳥である。
絵巻で見る → - 幽霊
幽霊は、死者の魂がこの世に留まって現れる存在の総称であり、成仏できぬまま現世への未練・怨み・弔いの不足を抱えた霊が出没するものとされる。
絵巻で見る →