雲外鏡
🎭 一般

雲外鏡

うんがいきょう

🏛️
伝統妖怪
古来より伝承
付喪神📍 江戸付喪神

📖 基本説明

江戸後期の鳥山石燕『百器徒然袋』(天明四年)に描かれた鏡の妖怪。丸鏡に妖しき顔が浮かび、古木の台に据わる姿で示される。石燕は照魔鏡の説話を引き、怪しきものの形を映す鏡に妖魔の影が移り住んで動き出したのではと記す。鏡そのものが年を経て霊性を帯びた付喪神として理解され、正体見破りの鏡観念と習合して語られる。

🏮 民話・伝承

『百器徒然袋』の解説に「照魔鏡といへるはもろもろの怪しき物の形をうつすよし」とあり、石燕は夢想として鏡に宿る妖を述べる。以後、百年を経た鏡が変化する付喪神譚の一例として紹介され、鏡面に怪異の相が現れるという伝承類型に配される。具体の地名・人物に結びつく在地説は乏しく、版本挿画を典拠として流布したとされる。

雲外鏡 伝統解釈(石燕本準拠)

本バージョンは鳥山石燕の図と文言を基礎に、照魔鏡観念との結び付きを重視する。鏡面には怪の貌が浮かぶが、必ずしも外に現れた妖怪を写すのではなく、鏡そのものに宿った霊が姿を取ると解される。付喪神譚の系譜上、長年用いられた器物が霊性を帯びるという通念に合致し、持ち主の扱い次第で機嫌を変えると語られる場合がある。近世の版本挿図に依拠するため、具体の出没譚や被害談は少なく、夜分に仄暗い座敷で鏡を覗くと異相が映る、という類の一般的怪談枠で伝えられる。後世の狸姿や見世物的能力付与は映画・児童書由来とされ、古典的像とは区別される。

性格特徴については、人の目を試すように戯れるまた、相性の良い人については、古道具を粗略にする者と不和

主な能力・特技としては、怪異の相を映し出す、鏡面に自らの妖相を顕す、長年の使用により霊性を帯びるなどが挙げられます。

一方で弱点もあり、粗布で曇りを拭われることを嫌う, 粗雑な扱いを受けると沈黙するとされています。

主な生息地は座敷, 納戸, 道具店の奥とされています。

下図は伝統解釈(石燕本準拠)の診断評価図です。各項目の値が高いほど、その特性が強く表されていることを示しています。

伝統解釈(石燕本準拠)についてさらに詳しい情報や診断結果については、こちらをご覧ください。

このタイプの妖怪に興味がある?

妖怪診断で、あなたの性格に最も近い妖怪を発見しましょう