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化け草履(ばけぞうり)

基本説明

古くなった草履に霊性が宿ったとされる付喪神。民間では履物を粗末に扱う戒めの象徴として語られる。近世の絵画資料には手足の生えた草履の姿が見られる一方、口伝では草履と下駄の混同も多い。妖怪図鑑では夜に音を立てる、歌うなどの挙動が紹介されるが、地域的な遭遇譚は乏しく、教訓的な昔話の要素が強いとされる。

民話・伝承

室町の百鬼夜行絵巻には藁草履風の付喪神が描かれ、江戸期のおもちゃ絵や双六でも履物の化物が見られる。近代以降の解説では夜に鳴き騒ぐ履物の怪として紹介されるが、岩手採集の「履物の化物」などは下駄由来と解され、草履に限定した古層の口承は明確でない。総じて「物を粗末にするな」という教訓譚の枠内で語られ、具体的な出没地や個別の怪異譚は少ない。

妖怪カード2

化け草履 を様々な画風のカードで

カード一覧

徹底解説

中世から近世の図像資料に見られる「履物の付喪神」を基点に再構成した像。草履は日用品として消耗が早く、打ち捨てられやすいことから、一定の年月を経て精霊が宿ると解された。夜分に音を立てて歩く、所在なく跳ねるなどの騒がしさをもって存在を示すが、害は小さい。近代の妖怪図鑑で紹介される「歌う履物」の挿話は、下駄の昔話と混線した引用であり、化け草履そのものの固有伝承としては確証に乏しい。民俗学的には「器物を粗末にすべからず」という規範の視覚的象徴として理解され、付喪神一般の一型と位置づけられる。

妖怪設定

この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。

妖怪タイプ
伝統妖怪
カテゴリ
付喪神・骸怪
レアリティ
珍しい
性格
執着深いが執念は弱く、家内を騒がす程度
相性
古道具を大切に扱う者には無害とされる
能力・特技
夜間に音を立てて家内を騒がす人目のない所で跳ね動く古物に宿る霊性の兆しとして姿をとる
弱点
清掃や供養により静まる, 丁重な扱いで霊性が離れる
生息地
人家の土間, 納戸, 蔵

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