鳥山石燕の作例を基調に、古びた茶釜が霊威を帯びて姿を現した像。姿勢や配置は『百鬼夜行絵巻』に通じる構図法を継承し、虎隠良・槍毛長と組みで行列する例が示される。名称は茶の湯と禅の親縁性を踏まえた語呂で、和尚を戯画化した趣向がうかがえる。物成りの理屈により、長年の使用や放置を経た器物が気を帯び、人前に立ち現れて畏れを促す。明治の絵師にも図像的伝承が受け継がれ、妖怪図譜・辞典類で付喪神の一型として整理されてきたが、特定の地誌的異聞は記録に乏しい。後世解説には人を驚かす挿話が見られるが、古記録に確証は少なく、主として図像伝承として把握される。
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