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からかさ小僧

からかさこぞう

からかさ小僧

からかさ小僧

この姿を相棒として連れ歩けます。気に入った姿を選び、あなたのアイコンにしましょう。

基本説明

からかさ小僧(からかさこぞう)は、日本の妖怪を代表するポップアイコンであり、付喪神(器物の妖怪)の代名詞とも言える存在である。一つ目を大きく見開き、長い舌を垂らし、一本足に下駄を履いて跳ね回る姿が最も著名だが、このアイコン的な図像は民間伝承から自然発生したものではなく、近世江戸期の出版文化や玩具のなかで人為的に造形された。室町時代の『百鬼夜行絵巻』にも傘の妖怪は描かれているが、それは人型の鬼が閉じた傘を頭に被った姿であり、現在我々が知る一本足の造形とは異なる。江戸後期に至って草双紙、おもちゃ絵、お化けかるた、そして歌舞伎の舞台道具などを通じて「単眼・一本足」という特徴が固定化され、愛嬌のある滑稽な化け物として広く大衆に愛されるようになった。

民話・伝承

からかさ小僧は、その圧倒的な知名度とは裏腹に、特定の地域に根ざした固有の説話や伝説をほとんど持たない特異な妖怪である。文献上に残る数少ない記録として、宝暦年間(1762年)の奇談集『咡千里新語』において、奈良・興福寺の東花坊に現れる化物の一つとして「東花坊のからかさ」が挙げられており、また、新潟県笹神村(現・阿賀野市)の『笹神村史』には「三十刈という場所にカラカサバケモンが出た」という断片的な口承が記録されている。しかし、いずれも明確な筋立てや害悪を持った物語ではない。

伝統的な妖怪観念において、古道具が化ける「付喪神」は、『付喪神絵巻』に見られるように、人間に捨てられた道具たちの怨念から生まれる復讐の霊であった。しかし、からかさ小僧にはそうした陰惨な怨嗟の感情は一切見られず、もっぱら夜道で人を驚かせる程度の無害なトリックスターとして描かれる。この単眼・一本足という特異な姿形は、熊野地方の「一本だたら」のような、山中の一本足の神霊(山の神の零落した姿)の系譜をパロディ化したものという見方もある。香川雅信をはじめとする妖怪研究家は(『江戸の妖怪革命』等)、からかさ小僧を「物語の恐怖から解放され、キャラクターとして消費されるようになった妖怪」の到達点と評価している。恐ろしい呪いを持たず、ただその奇妙で愛嬌のあるビジュアルだけで江戸から現代までの子供たちの心をつかみ続けた、「姿が物語を凌駕した」妖怪の代表格である。

妖怪カード3

からかさ小僧 を様々な画風のカードで

カード一覧

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マヤ暦守護KIN

からかさ小僧が守護しているマヤ暦のKINを一覧で表示しています。

徹底解説

江戸時代以降の草双紙(絵入り娯楽本)や舞台芸術によって典型化された、一つ目・一本足の唐傘の化け物としての解釈版である。このバージョンにおいて、からかさ小僧は人間の命を奪うような恐ろしい怨霊ではなく、暗がりに潜んで通行人を驚かし、その反応を見て楽しむような滑稽で悪戯好きな性質を極めている。

その図像学的なルーツは室町期の『百鬼夜行絵巻』に連なるとはいえ、現在広く認知されている「傘の柄が一本の足となり、傘の布地から一つ目と長い舌が突き出た姿」は、江戸後期の「お化けかるた」や見世物小屋、歌舞伎の仕掛け道具における反復生産の賜物である。ろくろ首や三つ目小僧といった視覚的インパクトの強い妖怪たちと並べられ、絵柄としての面白さから子供向けの「おもちゃ絵」の定番スターとなった。

夜の路地裏や軒下に現れ、バサバサと骨組みを鳴らしながら一本足で跳躍し、長い舌で人間の顔をペロリと舐めるなどの視覚的・擬音的な怪異を引き起こすが、本質的な害悪はない。地域固有の伝説を持たないため、出没地や活動内容は媒体によって自在にアレンジされ、それがかえって近代の映画やアニメーションへの適応を容易にした。ある意味において、古びた器物が魂を持つという「付喪神」の原初的な恐怖を、江戸の町人文化が完全に「キャラクター(玩具)」へと脱臭し、エンターテインメントへと昇華させた究極の形態である。

妖怪設定

この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。

妖怪タイプ
伝統妖怪
カテゴリ
住居・器物
レアリティ
珍しい
性格
人を驚かすが命を奪うほどではないとされる
相性
子どもや物好きには見せて脅かすが、用心深い者は避ける
能力・特技
闇夜での跳躍と急な出現による驚かし雨風に合わせて骨組みを鳴らす擬音的怪異長い舌を伸ばして顔を撫でる怪事提げ紐や骨を操って物を揺らす
弱点
強い灯りにさらされると隠れる傾向, 骨や紙が傷むと力が弱まる, 人目の多い場所を避ける
生息地
軒下, 土間, 寺社の蔵, 路地の辻

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出典・参考文献

4
  1. 百鬼夜行絵巻土佐光信(伝、真珠庵本ほか)((大徳寺真珠庵本など諸本), 室町時代(16世紀ごろ)) [primary]
  2. 咡千里新語無名氏(宝暦期の奇談集, 1762) [古典文献]
  3. 笹神村史笹神村史編纂委員会(新潟県笹神村(現・阿賀野市), 2004) [地方史・自治体史]
  4. 江戸の妖怪革命香川雅信(河出書房新社, 2005) [学術文献]

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