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瓶長(かめおさ)

基本説明

鳥山石燕『百器徒然袋』に描かれた器物妖怪。水瓶が目鼻口を得た姿で示され、汲んでも尽きぬ水を宿す「めでたき瓶」として述べられる。作中では祝言めいた詞書が添えられ、本編の掉尾を飾る趣向とも解される。固有の在地伝承は知られず、石燕の画想による創作と見なされるが、後年には付喪神として解釈されることが多い。

民話・伝承

各地に固有の昔話は伝わらない。典拠は石燕の画集で、詞書に「酌ども尽きず、飲めども変わらぬ」とあることから、不尽の水をもたらす瑞兆の意が読み取られてきた。近代以降の解説では、年経た水瓶が霊性を帯びた付喪神として述べられることがあり、水を操るといった能力付与も見られるが、地域伝承としての裏づけは不詳である。

妖怪カード1

瓶長 を様々な画風のカードで

カード一覧

徹底解説

鳥山石燕『百器徒然袋』の図と詞書に基づく解釈。水瓶が正面を向き、口縁が口となり、胴の文様が目鼻に見立てられる。詞書は「わざわひは吉事のふくするところ」と転じ、災厄ののちに福が満ちる寓意を瓶に託す。図は本編末尾に置かれ、祝言的な結語を担うため、性質は凶よりも吉へ傾くと読まれる。近世風俗に親しい器物付喪神群の一員として位置づけられるが、独立した口承や怪異談は乏しい。後世には「汲めど尽きぬ」を能力的に拡張し、水量の増減や注ぎ分けの妙として再話されることがあるものの、原典は象徴性の強い画賛が中心で、行状譚は限定的である。

妖怪設定

この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。

妖怪タイプ
伝統妖怪
カテゴリ
付喪神・骸怪
レアリティ
稀少
性格
おだやかで瑞兆を示す
相性
清浄と倹約を好む
能力・特技
汲んでも尽きない水を象徴する清浄な水を保つと解される縁起物として福を招くと解される
弱点
割損や亀裂に弱いとされるが詳細不詳, 穢れを嫌うとされるが典拠不詳
生息地
座敷, 土間, 井戸端

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