鳥山石燕『百器徒然袋』の図と詞書に基づく解釈。水瓶が正面を向き、口縁が口となり、胴の文様が目鼻に見立てられる。詞書は「わざわひは吉事のふくするところ」と転じ、災厄ののちに福が満ちる寓意を瓶に託す。図は本編末尾に置かれ、祝言的な結語を担うため、性質は凶よりも吉へ傾くと読まれる。近世風俗に親しい器物付喪神群の一員として位置づけられるが、独立した口承や怪異談は乏しい。後世には「汲めど尽きぬ」を能力的に拡張し、水量の増減や注ぎ分けの妙として再話されることがあるものの、原典は象徴性の強い画賛が中心で、行状譚は限定的である。
妖怪設定
この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。
