陰摩羅鬼
🎭 一般

陰摩羅鬼

おんもらき

🏛️
伝統妖怪
古来より伝承
怪鳥・妖鬼📍 日本(伝本は中国由来)伝統

📖 基本説明

陰摩羅鬼は、中国の古書に見える怪鳥で、新しい死体から立つ気が変じたものとされる。姿は鶴のごとく黒く、眼は灯火のように輝き、羽を震わせて甲高く鳴くという。日本でも江戸期の絵巻や説話に採録され、経文読誦を怠る僧のもとに現れたと語られる。充分な供養がなされぬ屍の気に関わる怪異として理解され、寺院での死者供養と戒律の怠りを戒める象徴となった。

🏮 民話・伝承

中国の『清尊録』には、宋代に寺の宝堂上で眠った者が叱る声で覚め、黒い鶴状の怪鳥を見たと記す。寺では数日前に死人を仮置きしたという。日本でも『太平百物語』に類話があり、山城で寺に仮置きの死人があった折、居眠りの男が怪鳥に遭う。大蔵経には新しい屍の気が陰摩羅鬼となる旨が説かれ、供養不足や読経怠慢への戒めとして語り継がれた。

陰摩羅鬼 陰摩羅鬼(図像・伝統準拠)

図像は鳥山石燕『今昔画図続百鬼』に拠り、鶴に似た黒い体、灯火のごとき眼光、羽を震わせる鳴声を特色とする。由来は新しき死体の気が化したもので、寺院で読経や供養が欠けた際に出現すると解される。中国伝承の枠組みが日本に移入され、江戸期の奇談集で再話された。怨恨よりも未了の供養や仮置きの屍という環境に応じて現れる点が重視され、寺社空間の規範を支える教訓的怪異である。目撃は一瞬で、近寄れば消え、痕跡は乏しい。姿そのものが警鐘であり、出現は供養の不備を示す徴として理解される。

性格特徴については、人に執着せず、供養の不備に誘われ現れては掠めるように去るまた、相性の良い人については、僧侶・死者供養に関わる者と相克

主な能力・特技としては、灯火のような眼で暗所に現れる、羽音と甲高い鳴声で人を驚愕させる、供養の欠如や新死体の気に呼応して顕現するなどが挙げられます。

一方で弱点もあり、読経・回向など正しい供養, 長期の時日が過ぎ気が散ずることとされています。

主な生息地は寺院の堂塔周辺, 遺体の仮置き場, 僧房の軒下とされています。

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