疫病神
🎭 一般

疫病神

やくびょうがみ

🏛️
伝統妖怪
古来より伝承
悪神・災厄神📍 日本各地(京畿・畿内の記録が多い)伝承型

📖 基本説明

疫病神は、人々に流行病や災厄をもたらすと畏れられた悪神。平安期以降、疫鬼観が受容され、貴族社会の怨霊・鬼神観と民間の病魔観が結びついて形成された。姿は通常は目に見えぬとされるが、夢・絵像・来訪者譚では鬼形や老人姿で表される。祭祀や護符、境のまつり、夏の祓などでその侵入を防ぎ送る民俗が各地に伝わる。

🏮 民話・伝承

『続日本紀』に疫神祭の記録があり、平安期には鎮花祭・道饗祭などの防疫祭祀が行われた。絵巻では群れる疫神が描かれるが、多くは人目に触れぬ存在として表現される。関東・東海の来訪神譚では、老人・老婆が戸口に現れ災いをもたらすとされる事例がある。江戸の随筆には、小豆粥を供す家には入らぬと教える話や、誓紙を残して退いた事例が記録され、護符や人形送り、茅の輪くぐりなどが疫神避けとして広まった。

疫病神 伝統像(行疫神)

宮廷儀礼と民間信仰の双方で意識された疫病神の古層的像。普段は不可視で、季節の変わり目や花の散る頃に勢いを得るとされ、里の境・辻・河岸を通って入り、家々の不浄や怠りを契機として病いを広める。絵画史料では鬼形・異形が群れて行く姿が描写され、説話では旅の老人や老婆として戸口に立ち、施しや応対の作法の乱れを嫌うと語られる。対策は境の祭、祓、供饗、護符掲示、人形送りなどの共同作法にあり、特定の期日に粥や供物を設けて遠ざける風が行われた。個別の姿形や名を固定せず、土地の作法と年中行事に即して現れるため、地域差が大きいが、いずれも「境を整え、穢れを祓う」実践と結びついて語り継がれる。

性格特徴については、冷厳・執拗・群行をなすまた、相性の良い人については、潔斎を守る者・境を慎む家と相剋しやすいが、供饗と祓により退く

主な能力・特技としては、流行性の病を広める、境や辻から家内へ侵入する、夢や兆しとして現れる、不浄・作法の乱れに付け入るなどが挙げられます。

一方で弱点もあり、祓と潔斎, 道饗・供饗の作法, 護符(鍾馗・牛頭天王・角大師など), 人形送り・茅の輪くぐり, 小豆粥などの年中行事食とされています。

主な生息地は都と村の境, 辻・橋・河岸, 家の戸口, 社寺の周縁とされています。

下図は伝統像(行疫神)の診断評価図です。各項目の値が高いほど、その特性が強く表されていることを示しています。

伝統像(行疫神)についてさらに詳しい情報や診断結果については、こちらをご覧ください。

このタイプの妖怪に興味がある?

妖怪診断で、あなたの性格に最も近い妖怪を発見しましょう