本バージョンは『和漢三才図会』に見える記事を骨子とし、天逆毎を荒ぶる気から成った怪神として描く。容貌は人獣相で、鼻高く耳長く牙強しとされる。心気は常に逆立ち、筋道に従うことを厭い、あべこべを好む。強力な霊威を有し、強神をも遥かへ投げ散らすほどの腕力・気勢を誇ると記される。天邪鬼との観念的近縁は語られるが、系譜は一定せず、天狗の祖と断ずる見解は限定的である。天魔雄の母とする条は図会の引用範囲にとどまり、時代や地域の口承に広汎な裏付けは見出し難い。ここでは、典籍上の怪神としての性質—逆言・逆行・剛猛—を中心に整理し、近世図像や記述に即した範囲で像を保つ。
性格特徴については、剛毅・反逆・執拗また、相性の良い人については、律を嫌い、逆説を好む者と相和し、規範を重んずる者と齟齬を来す
主な能力・特技としては、逆言・逆行の性向により物事を転倒させる、強大な膂力と気勢で神霊すら打ち払う、鋭利な兵具をも噛み砕く剛牙などが挙げられます。
一方で弱点もあり、意に添えば静まるが、拘束や強制には激しく反発する, 典籍外の詳細は不詳とされています。
主な生息地は不詳(典籍的記述に限られる)とされています。
下図は図会準拠・怪神像の診断評価図です。各項目の値が高いほど、その特性が強く表されていることを示しています。
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