あしながてなが
足の極端に長い「足長人」と、腕の極端に長い「手長人」を総称する異人譚。古代の地理志に見える長股・長臂の説を起原とし、『三才図会』および『和漢三才図会』に長脚・長臂として記載がある。海上では足長人が手長人を背負い、浅海で獲物を得るとされ、絵画題材としてもしばしば描かれた。日本では説話・戯画に取り入れられた。
『和漢三才図会』は脚三丈、臂二丈と述べ、長脚人が長臂人を負って海で漁をする図を載せる。宮中障子の画題に取り入れられた例が伝えられ、中世説話では龍宮に足長・手長が従うと語られることがある。近世随筆には「足が長い怪」を足長と称して天候急変の前兆とする記述も見えるが、手長を伴わぬ別伝として扱われる。
本像は『三才図会』および『和漢三才図会』の叙述を基礎に、足長人(長脚)と手長人(長臂)の対で行動する姿を中核に据える。足長人は浅海に遠く踏み込み、波間の礁を跨いで安定を得る役を担う。手長人は長い腕を水面下に伸ばし、魚貝を掬い取り、網や籠を操作する。いずれも異国の民として記され、特定の地名・氏族には結びつけられない。寸法は脚三丈・臂二丈とされるが、史料間で差異もあり、具体の体格は一定しない。日本では宮中障子の画題や戯画、草双紙に引用され、荒海を背景に両者が協働する構図が定型化した。宗教的には龍宮譚に配され、海神の眷属として秩序ある働きを示す例がある。民俗機能としては「異界の労働力」「遠近の伸張」を象徴化し、海上安全・豊漁の図像として消費されたと考えられる。単独の「足長」が天候転変の前兆として出没する記述は、同系統の名称を借りた別伝であり、手長を伴う本像とは区別される。
性格特徴については、寡黙で実利的と解されるまた、相性の良い人については、海辺の労働と親和
主な能力・特技としては、浅海の遠踏みと高所安定、長腕による漁撈・採集、協働による波間での機敏な立ち回りなどが挙げられます。
一方で弱点もあり、深海の急流や高波, 単独行動時の不全とされています。
主な生息地は浅海の磯辺, 入江, 荒海を描いた画題内とされています。
下図は和漢図会系・長脚長臂像の診断評価図です。各項目の値が高いほど、その特性が強く表されていることを示しています。
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