アマビエ
一般
伝統妖怪

アマビエ

あまびえ

性格

寡言・中正

カテゴリ

予言・疫病譚

起源

肥後国(現・熊本県)

基本説明

弘化三年四月中旬、肥後国の海上に現れたと伝わる予言の妖怪。夜ごと海中より光を放ち、役人の前に姿を見せ、自らをアマビエと名乗った。諸国の豊作が六年続く一方で疫病が流行する旨を告げ、その災厄に際しては自身の姿を写した絵を人々に見せよと言い残し、海へ戻ったという。瓦版一種の記録のみが知られ、詳細は不詳。

民話・伝承

江戸後期の刷り物に、海上の光を怪しんだ役人が赴くと奇体が出現し、予言と図像の頒布を求めたと記される。本文は「図の如く」とのみ述べ、具体描写は欠く。同時期の資料には、海から現れて豊作と疫病を告げ、絵姿を示すことで除災するとする類型が多く、アマビコ・神社姫などとの近縁が指摘される。アマビエ固有の伝承は当該瓦版以外に確証が乏しい。

徹底解説

アマビエ 瓦版伝承準拠

弘化三年に出版されたと考えられる瓦版記事を基礎に、海上に現れて光を放ち、役人に予言を与えた像として再構成する。容姿は史料本文が「図の如く」として図版に依存するため、鱗状の身に長髪、くちばし様の口、三本状の脚部など、後世のアマビコ資料で指摘される要素との混同は避け、図像参照に留める。重点は予言と図像の頒布であり、疫病を直接鎮める旨の明言は見られない。諸国豊作六年と疫病流行の並行を知らせ、絵姿を示すことが民間の除災行為として受容された。地域的には肥後国起源として伝えられるが、同類譚は各地で確認され、名称や細部は異同がある。ここでは史料確度を優先し、不詳部分を拡張しない。

性格特徴については、寡言・中正また、相性の良い人については、病厄避けの祈念・図像崇拝と親和

主な能力・特技としては、海上に出現し光を放つ、豊作と疫病に関する予言、自身の像の頒布を促すなどが挙げられます。

一方で弱点もあり、詳細不詳(史料に記載なし), 陸上での行動性は不明とされています。

主な生息地は肥後国沿岸海域, 海中(詳細不詳)とされています。

下図は瓦版伝承準拠の診断評価図です。各項目の値が高いほど、その特性が強く表されていることを示しています。

瓦版伝承準拠についてさらに詳しい情報や診断結果については、こちらをご覧ください。

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