肥後国海上に現れたアマビエ
あまびえ
弘化三年に出版されたと考えられる瓦版記事を基礎に、海上に現れて光を放ち、役人に予言を与えた像として再構成する。容姿は史料本文が「図の如く」として図版に依存するため、鱗状の身に長髪、くちばし様の口、三本状の脚部など、後世のアマビコ資料で指摘される要素との混同は避け、図像参照に留める。重点は予言と図像の頒布であり、疫病を直接鎮める旨の明言は見られない。諸国豊作六年と疫病流行の並行を知らせ、絵姿を示すことが民間の除災行為として受容された。地域的には肥後国起源として伝えられるが、同類譚は各地で確認され、名称や細部は異同がある。ここでは史料確度を優先し、不詳部分を拡張しない。
寡言・中正
病厄避けの祈念・図像崇拝と親和
評価スコアと信頼度を可視化
詳しい相性診断は下記のテストで確認できます
喜びと楽しさの程度
📝 メモ:
喜悦や愉楽性の描写はなく、内容も豊作と疫病の警告が中心。
怒りの激しさの程度
📝 メモ:
怒りや威圧の表現は見られず、対話も平静。
慈悲深さの程度
📝 メモ:
疫病流行を告げ予防策として図像提示を勧める点は民への配慮。ただし感情表現や救済の積極性は史料に薄い。
憂鬱で思慮深い程度
📝 メモ:
憂いの感情描写はないが、疫病予告の陰影がわずかに反映。
内なる平静の程度
📝 メモ:
寡言・中正で静かに現れて予言し去る態度は平静。
いたずら好きで活発な程度
📝 メモ:
戯れや悪戯性の要素は皆無。
やさしく親しみやすい程度
📝 メモ:
人害の意図はなく、疫病除災のため図像の頒布を促す点は柔和。ただし寡言・中正で親しみやすさは限定的。
厳格で真面目な程度
📝 メモ:
予言の内容と対処(図像を示せ)を簡潔に指示する実務的・規範的態度。
他者を守る傾向
📝 メモ:
直接守護は明言しないが、絵姿の頒布による除災を示唆し共同体を守る志向がうかがえる。
神秘的で不思議な程度
📝 メモ:
海上に光を放って出現し、正体・詳細不詳。図像依存の姿や出自の曖昧さが強い神秘性を与える。
精神的境界の深さ
📝 メモ:
疫病譚・予言・図像信仰という民間宗教的実践に深く関わり、霊的媒介者としての性格が強い。
詳細不詳(史料に記載なし), 陸上での行動性は不明
アマビエと性格や特徴が似ている妖怪たち
💡 相性度は性格や特徴の類似性に基づいて計算されています