
煙々羅囲炉裏の薄羅煙・煙々羅
えんえんら
詳細説明
石燕の図像に基づき、薄布のように幾重にも重なる煙が人面を結ぶ相を強調した解釈。害をなすより、家内の気の偏りや火の扱いの戒めを示す存在として語るのが民俗的整合性にかなう。一定の姿を保たず、風や温度で形を変え、視た者の心持ちに応じて面相が現れては消えるとされる。
出典情報
種類全体の出典primary
煙々羅の解説(絵姿先行・後世の意味付け)
著者: (妖怪研究/近藤瑞木ほか)
年代: 現代
出版社: (石燕画集の創作性・心清き者説など後世の理解の検討)
種類全体の出典primary
徒然草(第十九段)
著者: 吉田兼好
年代: 14世紀前半(鎌倉末〜南北朝期)
出版社: (随筆/煙々羅詞書の典拠とされる、近藤瑞木の指摘)
種類全体の出典primary
今昔百鬼拾遺
著者: 鳥山石燕
年代: 安永10年(1781年)
性格
淡泊で執着が薄いが、乱れに誘われ寄り集う
相性
清浄で風通しのよい場を好み、湿りや澱みに惹かれやすい
能力・特技
弱点
強い風で形を保てない, 水気により拡散しやすい, 火勢が弱いと現れにくい
コレクション収録
この妖怪は以下のコレクションに収録されています:
診断評価
妖怪バウンダリー・タイプ指標
いたずら濃度
0.0high: 戯 low: 護
📝 メモ
害をなすより家内の気の偏りや火の扱いを知らせる。
変化適応
3.0high: 化 low: 定
📝 メモ
煙が人面や獣形を結び、形を変えては消える。
夜話度
1.0high: 夜 low: 昼
📝 メモ
囲炉裏や夕暮れの煙に現れるが、深夜専属ではない。
情の深さ
-2.0high: 縁 low: 境
📝 メモ
淡泊で執着が薄く、風や温度に誘われて集まる。
結界強度
-2.0high: 律 low: 流
📝 メモ
煙として風に乗り、形も場所も保ちにくい。
表舞台圧
-2.0high: 表 low: 影
📝 メモ
薄羅煙が人面を結んでは消える、輪郭の弱い怪である。
妖怪相性診断
喜び
3.0喜びと楽しさの程度
📝 メモ
喜悦や愉楽の描写は乏しく、静かに漂う存在。
怒り
2.0怒りの激しさの程度
📝 メモ
怒りの性質は伝わらず、乱れに誘われるが激情は示されない。
慈悲深い
4.5慈悲深さの程度
📝 メモ
徳は明示されず情に厚い描写は少ないが、害より戒めへ導く点に温和さがある。
憂鬱
5.5憂鬱で思慮深い程度
📝 メモ
夕暮れや澱みに現れ、静かな陰影と寓意を帯びるが、過度な哀愁はない。
静寂
7.0内なる平静の程度
📝 メモ
淡泊で執着が薄く、一定の害もなく静かに漂う態。
いたずら好き
3.5いたずら好きで活発な程度
📝 メモ
驚かす類例や人面を結ぶ演出はあるが、積極的ないたずら気質は強くない。
やさしい
6.0やさしく親しみやすい程度
📝 メモ
害意より戒め・兆しとして現れる淡泊な性格。脅かす話もあるが直接の加害は薄い。
厳格
6.0厳格で真面目な程度
📝 メモ
火の扱い・住まいの清浄を促す戒めとしての厳しさが中程度。
守護的
5.0他者を守る傾向
📝 メモ
家内の気の偏りや火の扱いの警告役として間接的に守護性を示すが、積極的保護は弱い。
神秘的
9.0神秘的で不思議な程度
📝 メモ
形を定めず人面や獣形を結ぶ煙の精で出自不詳。視る者の心で相が変わる点が強く神秘的。
霊性の深さ
8.0精神的境界の深さ
📝 メモ
形なきものが相を取る寓意や気の乱れとの関係など、精霊観・物怪観に深く根差す。
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