目競
一般
伝統妖怪

目競

めくらべ

カテゴリ

霊・亡霊

性格

起源

摂津国(福原)

基本説明

目競は、鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』に描かれた妖怪で、名称自体は石燕の命名とされる。典拠は『平家物語』巻第五「物怪之沙汰」に見える平清盛の怪異譚で、福原の邸内に無数の髑髏が転がり動き、やがて巨大な髑髏となって清盛を睨みつけたと記す。清盛が睨み返すと怪は消えたとされ、集団の死霊・髑髏の幻視として解釈される。

民話・伝承

『平家物語』によれば、ある朝、清盛が中庭に数多の髑髏を見、右左・上下に蠢き合して一つの大髑髏となり、無数の目で睨んだ。清盛は恐れず睨み返し、やがて怪は朝日の中に消散したという。石燕はこの場面を一つの妖怪像として図像化し「目競」と題した。近世以降、この睨み合いの逸話は見立てや遊戯名の由来に引かれることがあるが、詳細は時代や資料により異同がある。

徹底解説

目競 石燕図像準拠

石燕図像準拠についてさらに詳しい情報や診断結果については、こちらをご覧ください。

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