
目競福原邸の髑髏集・目競
めくらべ
詳細説明
鳥山石燕の図像と『平家物語』の怪異記述を基盤に整理した像。多数の骸が結集して一体の巨髑髏となり、無数の眼窩が生者を射るごとく対峙する。個々の亡者に固有名は付さず、合一した視線が権勢者の心胆を試す相と解される。現れは黎明や静寂の庭に多く、視覚的威圧で相手の恐怖心を増幅する。対処は動揺せず見返すこと。祈祷や退散法の詳細は史料に確証が乏しく、一種の心的幻視としても語られる。戦乱・変乱の地における集団死の記憶が形を取ったものとされ、具象化は見る者の心胆に応じ大小変ずると伝わる。
出典情報
種類全体の出典primary
今昔百鬼拾遺
著者: 鳥山石燕
年代: 安永10年(1781年)
性格
無念と怨嗟を帯びた無言の凝視
相性
勇気と平静をもつ者に退く
能力・特技
弱点
恐れぬ凝視と平常心, 日光による霧消
コレクション収録
この妖怪は以下のコレクションに収録されています:
診断評価
妖怪バウンダリー・タイプ指標
いたずら濃度
2.0high: 戯 low: 護
📝 メモ
視線で威圧し恐怖を増幅する死霊の幻視である
変化適応
2.0high: 化 low: 定
📝 メモ
散在する髑髏が集合して一つの大髑髏へ変じる
夜話度
-1.0high: 夜 low: 昼
📝 メモ
平家物語では朝の中庭に現れ、朝日の中で消える
情の深さ
3.0high: 縁 low: 境
📝 メモ
戦乱の死者の無念と怨嗟が清盛邸に凝集する
結界強度
2.0high: 律 low: 流
📝 メモ
福原邸の庭という戦乱の記憶が沈む場に縛られる
表舞台圧
3.0high: 表 low: 影
📝 メモ
無数の髑髏が集まり巨大な髑髏となって清盛を睨む
妖怪相性診断
喜び
0.0喜びと楽しさの程度
📝 メモ
喜悦や遊興性は皆無。
怒り
6.5怒りの激しさの程度
📝 メモ
明確な怒号はないが、怨嗟と睨み付けの圧が強い。怒りに近い情動が示唆される。
慈悲深い
1.0慈悲深さの程度
📝 メモ
慈悲の表現は見られず、無言の怨嗟として現れる。
憂鬱
7.5憂鬱で思慮深い程度
📝 メモ
集団死と無念の記憶が形を取り、哀しみと陰鬱さが強い。
静寂
3.0内なる平静の程度
📝 メモ
静寂の庭に現れるが、内面は威圧と怨嗟で満ち、内的平静は低い。
いたずら好き
0.0いたずら好きで活発な程度
📝 メモ
遊戯的・悪戯的性向は一切示されない。
やさしい
0.5やさしく親しみやすい程度
📝 メモ
無念と怨嗟を帯びた凝視で威圧する存在であり、親和性や温和さはほぼ見られない。
厳格
7.0厳格で真面目な程度
📝 メモ
恐れを試す厳しい対峙の性格を持ち、揺るぎない態度を要求する。
守護的
1.0他者を守る傾向
📝 メモ
特定の守護意図は伝承にない。むしろ権勢者を試し威圧する性格。
神秘的
8.5神秘的で不思議な程度
📝 メモ
集団死霊の合一という成因と心的幻視性、夜明けに消える性質は強い神秘性を帯びる。
霊性の深さ
8.0精神的境界の深さ
📝 メモ
戦乱の記憶と霊的集合の現象として解釈され、霊性・象徴性が深い。
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