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大入道

おおにゅうどう

大入道

大入道

この子の魂が、あなたの言葉に応える

基本説明

大入道は各地に伝わる巨大な入道姿、あるいは影法師のような巨体の怪異。名称は大きな僧を指すが、実際は僧形に限らず巨人状や不定形の影として現れる例もある。見上げるほどの大きさで迫り、睨まれた者が卒倒・病を得ると恐れられる。正体は不詳とされることが多いが、狐・狸・鼬・獺などの動物や石塔が化けたとする説も各地に見える[1]。見上げると伸び上がる見越入道とは性質が近く、地方ではしばしば両者が混同して語られる[2]。三重県では諏訪神社の祭礼四日市祭で曳かれる「大入道」のからくり山車が知られ、首が伸縮する全高約9mの巨像として今に伝わる。

民話・伝承

岩手県では寺に怪火とともに現れる大入道が、古鼬を退治すると止んだと伝えられる。仙台では唸る大岩が雲を衝く入道に化すと噂され、弓で射ると大獺が倒れて怪が収まったという。阿波では水車に穀を置けば身の丈二丈八尺の入道が現れ搗いてくれるが、覗けば脅かされると語られる[1]。四日市の大入道山車には、桶之町の蔵に棲む老狸が大入道に化けて人を脅かしたため、町人が首の伸びるからくり人形を作って化け比べに打ち勝ったという狸の化生をめぐる由来譚が伝わる。各地で人を驚かす存在だが、由来や正体は多くの場合「不詳」とされる。

マヤ暦守護KIN

大入道が守護しているマヤ暦のKINを一覧で表示しています。

徹底解説

大入道は「巨きさ」と「睨み」に本質があると整理される。姿は入道髷を結った坊主風から輪郭の曖昧な影法師まで幅があり、夜道・寺社境内・峠や湖畔など境界的な場所に現出する。見る者の視線を誘い、見上げた刹那に高さを増して威を示す類型がしばしば語られる。正体については各地で説が分かれ、動物の化生、古い石塔・巨岩の霊、あるいは正体不明の怪異として記録される。害をなす例では睨まれて倒れる、後に熱発するなどの話型が見られる一方、阿波の事例のように労を助ける半ば守護的相でも語られる。対処は、恐れずに目を逸らさぬ・矢や数珠で威を破る・正体(化け手)を突き止め退けるなど、在来の怪異退散の方法に準じる。史料上は名称が大坊主・大入道等と混称されることがあり、個別の土地ごとの語りに即して理解するのが妥当とされる。

妖怪設定

この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。

妖怪タイプ
伝統妖怪
カテゴリ
鬼・巨怪
レアリティ
名妖
性格
寡黙で威圧的(地域により善悪相半ば)
相性
驚かせに動じぬ者・信心深い者と相対して力を失うとされる
能力・特技
巨体化(見上げるほどの視覚的増大)睨みで人を怯ませる怪火を伴う出現動物・石塔などの化生としての擬態
弱点
恐れない態度に勢いを失う, 正体を見破られると消える, 弓矢や祈祷などの退散法に弱い
生息地
寺社境内, 峠・山裾, 湖畔・河岸, 村はずれの辻

🔮妖怪相性診断

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出典・参考文献

3
  1. 妖怪事典村上健司(毎日新聞社, 2000) [研究書] 参考資料
  2. 綜合日本民俗語彙 [古典文献] 参考資料
  3. 大入道山車(四日市祭・諏訪神社祭礼)四日市市(四日市市(市指定有形民俗文化財), 文化2年(1805年)製作と伝わる) [古典文献]

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