大口真神は単なる獣の妖怪ではなく、ニホンオオカミという実在の山の頂点捕食者を「真の神」として祀り上げた信仰の結晶である。武蔵国秩父の三峯神社を中心に、武蔵御嶽神社·宝登山神社などへ連なる関東のオオカミ信仰圏を貫く守護神格で、その本質は「祓い」にある。家を襲う火、忍び入る盗賊、人に取り憑く物の怪—目に見えぬ災いを嗅ぎ分け、追い払う番犬としての神性が、近世の庶民に強く求められた。御眷属拝借という独特の作法は、神そのものを一年間家へ迎え入れるという濃密な信仰形態で、返納·更新を繰り返すことで神と家との縁が結ばれ続ける。絶滅した獣を今なお神として遇する点に、この信仰の根強さがある。
妖怪設定
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性格 - 忠実で勇猛、無口だが情に篤い。一度守ると定めた家や人を生涯違えず守り抜く。盗み·穢れ·欺きを何より嫌い、邪心ある者を鋭く見抜く。
相性 - 正直で筋を通す者、山や生き物への畏敬を忘れない者と深く結ばれる。約束を破る者·人を欺く者とは相容れない。
能力・特技 - 火難·盗難·魔物·憑きものを祓い清める人語を解し善悪·邪心を見抜く田畑を荒らす害獣を追い払う御眷属拝借により一年間家·村を守護する
弱点 - 欺きや不浄を忌み、約束を違える者には加護を退く。実体のニホンオオカミは明治期に絶滅した。
生息地 - 秩父·奥武蔵·奥多摩の深山と、その霊気を祀る山岳神社の境内。
秩父三峯の御眷属・お犬さまについてさらに詳しい情報や診断結果については、こちらをご覧ください。