飛縁魔
🎭 一般

飛縁魔

ひのえんま

🏛️
伝統妖怪
古来より伝承
女妖・教訓譚📍 江戸説話的妖怪(寓意)

📖 基本説明

江戸時代の奇談集『絵本百物語』に見える妖怪名。仏教的戒めから説かれ、女の色香に惑うことの愚を示す比喩として描かれる。見目は菩薩のごとく美しく、内は夜叉のごとく恐ろしいとされ、心を乱された男は家を失い、身を滅ぼすと戒められる。名称は「因縁に魔障が飛び来る」の意とも解され、丙午生まれの女性観への俗信とも結び付けて語られた。

🏮 民話・伝承

原拠の『絵本百物語』では、女犯を戒める教訓として説話化され、美貌に迷う者が家運を傾け身を損なう因縁を「飛縁魔」と名づける。仏教の天魔・魔障の観念を背景に、外面と内面の相克を強調する説話的描写が特徴。近世の俗信では丙午生まれの女性に不吉をみる観念に接続して語られることもあるが、詳細は地方差が多く不詳。

飛縁魔 教訓譚・古典図像準拠

飛縁魔は実体的怪異というより、色欲に由る破滅を可視化した〈名〉である。近世読本・怪談にみられる宗教的訓誡の系譜に属し、菩薩相と夜叉相の二相で描かれることが多い。人の前に直接出現するというより、縁に魔障が差し挟まる出来事を指して名づける語法が原義に近い。後世には吸精・奪気の妖女像と混淆される扱いも見られるが、古典では教訓性が主眼で、具体の地名・人物に結びつく固有譚は乏しい。ここでは古典の枠に従い、誘惑・迷妄・家運衰微の連鎖を招く象徴的存在として整理する。

性格特徴については、外柔内剛・妖艶にして冷厳また、相性の良い人については、欲に溺れやすい者と相克

主な能力・特技としては、迷妄を生じさせる(象徴的)、色香により判断力を鈍らせる(譬喩)、家内不和や散財の因を招くと解されるなどが挙げられます。

一方で弱点もあり、戒律と自戒, 仏教的修法・読経による心の安定, 欲心を離れることとされています。

主な生息地は人の心の迷いに生ずる場, 遊宴・享楽の場(譬喩), 都市の噂話・説話の中とされています。

下図は教訓譚・古典図像準拠の診断評価図です。各項目の値が高いほど、その特性が強く表されていることを示しています。

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