波山
🎭 一般

波山

ばさん

🏛️
伝統妖怪
古来より伝承
怪鳥📍 伊予(現在の愛媛県)伝承

📖 基本説明

波山は伊予に伝わる怪鳥で、婆娑婆娑・犬鳳凰とも呼ばれる。赤い鶏冠を持ち、口から赤々とした火を吐くが、その火は狐火の類とされ熱を伴わず物を焼かない。山奥の竹薮に潜み、人前に出ることは稀だが、深夜に村里へ飛来して羽音を大きく立て、姿はすぐに掻き消えるという。人を驚かすが、実害は与えないとされる。江戸期の奇談集や図像に記述が見られる。

🏮 民話・伝承

夜半、竹薮の方から「ばさばさ」と大きな羽音が近づき、赤い火がちらつくのを見た者が戸口から覗くと、音と光だけを残して忽然と消えるという話がある。山里ではこの現象を波山の仕業として畏れつつも、害がないため追い払うにとどめたと伝える。江戸の書物には赤冠の鳥が吐く火は熱なく、狐火に類すると記され、名称の由来を羽音に求める説明が併記される。

波山 伝承準拠・伊予型

本バージョンは伊予に記された像を基準とし、山中の竹薮に潜む怪鳥として描く。外見は鶏に似て赤い鶏冠が際立ち、闇中で冠と吐く火のみが目立つ。吐火は怪火で熱を持たず、物に燃え移らないとされ、夜道や村境でふいに明滅し、羽音だけを強く残す性質が語られる。行動は夜行性で、人が戸を開ける気配や灯り(松明など)の動きに敏感に反応し、すぐ藪へ退く。人への加害伝承は乏しく、驚かしの類にとどまる点が特徴で、村落では山の気配を示す瑞兆とも不祥とも定まらぬ存在として受け止められた。近世の書誌には、火を食む鳥に擬する見解や、羽音に由来する呼称が併記され、博物的知見と怪異譚が混在して記録されたことも本像の一端をなす。民俗的には山と里の境を示す「境の怪」として位置づけられ、怪火譚・鳥怪譚の双方の類型に接する穏やかな怪異として語り継がれた。

性格特徴については、用心深く人見知りだが好奇心は強いまた、相性の良い人については、静かな夜を好み、人の営みに近づきすぎることを嫌う

主な能力・特技としては、熱を伴わない怪火を吐く、暗所での敏捷な飛翔、気配を察して素早く身を隠す、大きな羽音で人を驚かすなどが挙げられます。

一方で弱点もあり、強い光や大きな人声を嫌う, 開けた場所では長く留まらないとされています。

主な生息地は山中の竹薮, 谷間の藪地, 村境の林縁とされています。

下図は伝承準拠・伊予型の診断評価図です。各項目の値が高いほど、その特性が強く表されていることを示しています。

伝承準拠・伊予型についてさらに詳しい情報や診断結果については、こちらをご覧ください。

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