いったんもめん
鹿児島県に伝わる怪異で、長さ一反ほど、幅は三寸前後の木綿の布が夕暮れから夜分にかけて空をひらひら舞い、人の顔や首に巻きつき息を詰まらせるとされる。姿は布切れ同然で、声も出さず音も立てないという。『大隅肝属郡方言集』(野村伝四・柳田國男)に名がみえ、土地では子どもへの戒めとして語られた。正体は不要となった布が怪異化したものとも、風の妖と見る説もある。
大隅・肝付の村々では、薄暮に野道を急ぐ者の前に白布が舞い下り、顔を覆って転ばせたという話が伝わる。川沿いの土手や畦道で遭遇が多く、追い払うには身を低くしてやり過ごす、あるいは棒で払うとよいとされる。子どもには「日暮れに出歩くな」との戒めと共に語られ、布の古道具を粗末にせぬ教えとも結びつけられているが、いずれも具体の由来は不詳である。
お子様にも分かりやすく一反木綿について説明したページもご用意しています。
🌟子供向けページを見る史料記述に即し、夕暮れから夜にかけて低空を舞い、人に絡みつく性質を強調した版。生物的意思は薄く、風と地形に導かれて人を襲うに至ると解される。人目につかぬ畦や林縁を好み、灯りの乏しい時間帯に動く。布としての軽さとしなやかさが行動の核で、強い風に乗れば素早く、凪げば動きが鈍る。
性格特徴については、執拗で無言また、相性の良い人については、火気・煙に弱く、風に乗りやすい
主な能力・特技としては、顔や首への巻きつき、風に乗った滑空、狭所への潜り込みなどが挙げられます。
一方で弱点もあり、火や火の粉で焦げやすい, 水分で重くなり動きが鈍る, 突風で流され制御を失うとされています。
主な生息地は畦道や野道, 川沿いの土手, 林の縁とされています。
下図は一反木綿(伝承像)の診断評価図です。各項目の値が高いほど、その特性が強く表されていることを示しています。
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