馬鹿(うましか)
基本説明
江戸期の妖怪絵巻に描かれる精怪。衣をまとい、前脚を左右に広げ、眼球が上に突き出た馬の顔に鹿の割れ蹄を備える姿で表される。『百物語化絵絵巻』(18世紀後半)や尾田郷澄『百鬼夜行絵巻』、『化物尽絵巻』などに同姿の図が確認されるが、行状や由来の説明は付されない。語の「馬鹿」からの連想図像とみられるが、機能や害益は資料上不明である。
民話・伝承
作例は絵巻に限られ、口承や地域伝承としての物語は伝わらない。多くの百鬼夜行系絵巻と同様、行列中の一体として造形のみが示され、名と姿が対応する類型である。後世には人に取り憑き愚行をさせる解説も見られるが、近世の原史料にその言及はなく、伝承的根拠は確認されていない。よって実際の振る舞いは不詳とされる。
妖怪カード3
馬鹿 を様々な画風のカードで
コレクション収録
この妖怪は以下のコレクションに収録されています:
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下図は馬面に鹿蹄の絵巻怪・馬鹿の診断評価図です。各項目の値が高いほど、その特性が強く表されていることを示しています。