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赤えい

あかえい

赤えい

赤えい

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基本説明

江戸後期の奇談集『絵本百物語』(天保12年)に「赤ゑいの魚」として記される巨大魚。背に砂が積もると海上へ浮かび、島と見まがう規模に達するという。船人が島と思い上陸・接近すると、身を沈めて荒波を起こし、船を破壊し人を呑む災いをもたらすとされた。海上での蜃気楼や漂流譚と結びつき、大海に稀ならずある怪異として語られる。

民話・伝承

安房国野島崎沖で遭難した舟が、近くの「島」へ寄せ上陸したが、人家なく草木に海藻が絡み、水溜まりは塩辛かった。やがて舟に戻り離れると、その「島」は海へ沈んだ。実は海面に浮上した赤えいの背で、船人が寄ると沈み浪立ち、船を壊すという。同系の類話に、巨大な赤えいの背を島と誤認して漂流する説話や、蝦夷近海の巨魚伝承が挙げられる。

妖怪カード2

赤えい を様々な画風のカードで

カード一覧

徹底解説

『絵本百物語』の記述に依拠し、島状に見える巨体を海上へ現す海の怪として整理した版。背は砂や小石を載せ、遠望すれば無人島に擬せられる。船人が寄せれば身を沈め、渦と荒波が生じて船体は破損・転覆する。語りは航海の危険や海上視認の錯誤を戒める性格が強く、安房沖の実見談として伝えられる一方、蝦夷近海の巨魚記事や「赤えいの京」などの異聞が並記され、海上に多い怪異として総称的に語られる。博物誌的説明と怪異譚が交錯し、具体の生態描写は乏しいが、巨体・浮沈・荒波の三要素が核である。

妖怪設定

この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。

妖怪タイプ
伝統妖怪
カテゴリ
水の怪
レアリティ
名妖
性格
寡黙で無感情と見なされるが、接近により災厄を誘発
相性
海難・漂流譚、蜃気楼的誤認と相性が強い
能力・特技
巨体で海上に浮上し島状に擬態する急沈による渦・荒波の発生背に砂礫や海藻を載せることで遠望の錯視を誘う
弱点
詳細不詳, 近寄らぬことが最大の防御とされる
生息地
安房国沖, 蝦夷近海, 外洋・大海

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