白虎
伝説
伝統妖怪

白虎

びゃっこ

性格

厳正で静毅、無闇に動かず境を守る

カテゴリ

神獣・四神

起源

不詳(日本では奈良・飛鳥の古代壁画や寺院装飾に見られる)

基本説明

白虎は四神の一つとして西方を司る神獣で、白毛の猛虎として表される。陰陽五行では白と金・秋を象徴し、方位鎮護・結界の標識として信仰・図像化が進んだ。日本では古代律令期の天文・陰陽道受容とともに伝来し、キトラ古墳西壁や薬師寺金堂台座などに描かれる。星宿信仰や城郭・墓葬の方位守護と結びつき、護符・社寺装飾にも及んだ。

民話・伝承

白虎に関する日本固有の説話は多く残らないが、四神相応の思想により都城・社寺の配置で西方を守護する存在として語られる。古墳壁画や寺院の台座・扉唐草に白虎像が配され、方除や鎮護を示す。陰陽道では四神の配列を以て方位を見る基礎となり、社寺縁起や行事で四方を清める際の観念的守護として言及されることがある。

徹底解説

白虎 白虎(伝統図像版)

本バージョンは日本に受容された四神図像の白虎像に拠る。猛々しい虎を白色で表し、尾や鬣に風を孕む曲線を配す。西方・秋・金を象徴し、城郭や社寺、墓葬の方位を守護する標として据えられる。日本では星宿体系や陰陽道の枠組みを通じて理解され、武威や威光よりも境界の鎮静・禍除けの意味が強調される。単独で祀るより四神の一員として描かれ、青龍・朱雀・玄武と対置される。具体的な固有神話は乏しいが、図像は古代から連綿と継承され、絵画・彫刻・紋様に展開した。四神相応の思想では、西に白虎を充てる地取りが理想とされ、地形解釈や都城計画に応用された。

性格特徴については、厳正で静毅、無闇に動かず境を守るまた、相性の良い人については、秩序を重んじる者と良好、境界を乱す行いを嫌う

主な能力・特技としては、西方の結界を強める、秋の気を司り凶事を鎮める、道標・方除として働く、金気を帯び邪祟を退けるなどが挙げられます。

一方で弱点もあり、四神の均衡が崩れると力が減ずる, 境界が乱れた場所では顕現しにくいとされています。

主な生息地は寺社の彫像・壁画, 古墳壁画, 屏風・曼荼羅・台座装飾, 方位祭祀の結界想像域とされています。

下図は白虎(伝統図像版)の診断評価図です。各項目の値が高いほど、その特性が強く表されていることを示しています。

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