江戸期の絵師・鳥山石燕が井戸の中の白骨を「狂骨」と名指して図示した型。白装の骸骨が釣瓶に連なり、井戸底から浮上する姿が主題で、怨念の激しさを示す文言が添えられる。固有名の口承は乏しく、図像と語の連関(方言「きょうこつ」、白骨を指す語「髐骨」など)から成立したと考えられる。後世には「井戸に捨てられた骨」「溺死・転落死者の霊」という説明が付会されるが、一次史料は性質を限定しない。骸骨像としての不気味さが強調され、霊格よりも象徴性が前面に出る。
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