基本説明
鳥山石燕『今昔画図続百鬼』に描かれる晴天を司るとされた妖怪。晴の日に現れ、雨天時には姿を見せないと解説される。石燕の記述以外に確たる民間伝承の報告は少なく、実在の口承例は不詳とされる。てるてる坊主との関係が示唆されるが、起源と断定できる資料はない。名称は各地の「日和坊主」など天気祈願の語彙と関連づけて論じられる。
民話・伝承
常陸国の山に現れ、日和をもたらすとされる図像解説が知られる。西日本で天気祈願の人形を日和坊主と呼ぶ例、文献に「日和坊」「祈晴僧」などの語が見える例があり、天気祈祷と結び付けて説明されてきた。雨乞いで作る坊主頭の人形との連想や、天候占・祈晴を担った僧・修験者の記憶が背景にあるとする見解もあるが、地域固有の昔話型は不詳。
コレクション収録
この妖怪は以下のコレクションに収録されています:
徹底解説
鳥山石燕が今昔画図続百鬼で示した「晴れを司る妖怪」としての像に基づく解釈。晴天時に山地で目撃されるとし、雨の折には姿を見せないとされる。実地の伝承記録は乏しく、民間の天気祈願(てるてる坊主、日和坊主)や、天候に関わる修験・僧のイメージが妖怪像に折り重なったものと見られる。中国の旱魃神との同一視は近代以降の学説に留まり、直接の同定資料はない。ゆえに造形は簡素な僧風の影像として語られ、祈晴・日和見の観念を背負う象徴的存在として位置づけられる。
妖怪設定
この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。
- 性格
- おだやかで寡黙
- 相性
- 晴天・乾いた風を好む
- 能力・特技
- 晴天を招くとされる雲間を開くと喩えられる日和を告げる前兆的出現
- 弱点
- 雨天には現れないとされる, 長雨・曇天には力が弱いと語られる
- 生息地
- 常陸国の山地, 晴天の山野, 社寺の境内(伝承上の比喩)
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