大入道
おおにゅうどう
見上げて伸びる巨僧・大入道
大入道は各地に伝わる巨大な入道姿、あるいは影法師のような巨体の怪異。名称は大きな僧を指すが、実際は僧形に限らず巨人状や不定形の影として現れる例もある。見上げるほどの大きさで迫り、睨まれた者が卒倒・病を得ると恐れられる。正体は不詳とされることが多いが、狐・狸・鼬・獺などの動物や石塔が化けたとする説も各地に見える。見上げると伸び上がる見越入道とは性質が近く、地方ではしばしば両者が混同して語られる。三重県では諏訪神社の祭礼四日市祭で曳かれる「大入道」のからくり山車が知られ、首が伸縮する全高約9mの巨像として今に伝わる。