珍しい
伝統妖怪

落葉なき椎

おちばなきしい

カテゴリ
自然現象・自然霊
性格
寡黙・無感情と解される
起源
東京都墨田区 (旧武蔵国本所・本所七不思議)
  • 本所平戸新田藩上屋敷(東京都 墨田区)落葉なき椎
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子供向け
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お子様にも分かりやすく落葉なき椎について説明したページもご用意しています。

基本説明

江戸時代、本所にあった平戸新田藩松浦家上屋敷の庭に、四季を通じて一枚の葉も落とさないと噂された椎の古木があり、「本所七不思議」の一つとして語られた。常緑樹であっても落葉はあるはずなのに全く散らないことが怪とされ、屋敷の者は不吉を感じて遠ざかったという。現地との比定や実木の伝承は諸説あるが、詳細は不詳。

民話・伝承

本所一帯に伝わる奇談集成「本所七不思議」の条に見え、松浦家上屋敷の庭に在った椎が「葉の落つること無し」と伝えられる。門番が掃除に困らぬほど落ち葉が無いといい、当主も怪異を忌んで屋敷の使用を控えたとされる。根岸鎮衛『耳嚢』など江戸奇談の文脈でしばしば引かれるが、由来や原因については語られず、ただ不可思議として記録されるのみである。

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徹底解説

落葉を見せぬ椎の古木という事象そのものが怪異として恐れ敬われた記録的存在。擬人的な意志よりも、土地の気配や樹霊の働きとして理解され、他の七不思議(置行堀、足洗邸など)と同列に、因由を明かさぬ不可思議として語られる。『耳嚢』や地誌・奇談類書に名が挙がるが、怪異の直接的な害は伝えられず、人を脅かすより気味悪さで人を遠ざける類型に属する。樹木信仰や屋敷内の鎮守木の観念とも親和的で、掃除に落葉が要らぬほどという誇張表現が怪を強調する。実在木の比定は諸説あり、確証は不詳。

妖怪設定

この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。

性格
寡黙・無感情と解される
相性
静謐を好み騒擾を嫌うと伝えられる
能力・特技
四時不落の怪(季節を通じて落葉しないと認識される)屋敷に不気味さをもたらし人を遠ざける地霊・樹霊として鎮まる
弱点
出所不詳で実証困難, 伐採・移転などにより伝承が失われやすい
生息地
武蔵国本所周辺, 大名屋敷の庭園内

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