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片葉の葦

かたはのあし

片葉の葦

片葉の葦

この子の魂が、あなたの言葉に応える

基本説明

江戸本所に伝わる「本所七不思議」の一つ。ある事件以後、堀端に群生する葦がなぜか片方の葉しか付けなくなったと語られる怪異で、植物の異変を通じて原因不明の祟りや怨念を示すものと解される。具体的な犯行や人物名が語られる型もあるが、伝承は時代や資料により差異があり、現象の由来は明言されないことが多い。

民話・伝承

本所の堀端に生える葦は、ある夜以降、片葉のみを付けるようになったという。通行人が夜更けに近づくと風もないのに擦れ合う音がし、片葉が水面を叩くと噂された。祠を建てて供養すると静まったとも、時折また片葉が現れるとも伝えられる。怪異の理由は諸説あり、女の怨霊や水難の霊と結び付ける語りもあるが、典拠は一定せず不詳とされる。

妖怪カード1

片葉の葦 を様々な画風のカードで

カード一覧

徹底解説

江戸の都市怪異として、身近な自然の異常に霊性を見いだす典型例。片葉という形態異変は、原因を特定せずに不安を共有する都市共同体の語りの仕組みを示す。怪異は植物そのものより、その場に宿る気配として捉えられ、夜間の静寂や水音と結び付いて語られる。供養・立札・祠の建立など、地域の鎮魂行為が併記されることが多く、他の七不思議(落葉なき銀杏など)と並び、合理的説明を与えず奇異のまま残す点に特色がある。人物や事件を具体化する後年の脚色も見られるが、古伝では由来不詳、現象中心の叙述が基本である。

妖怪設定

この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。

妖怪タイプ
伝統妖怪
カテゴリ
天候・災異
レアリティ
珍しい
性格
寡黙・執着的と解される
相性
水辺・堀端と親和
能力・特技
風なきに葉音を立てる怪異の発現群生地の葦が片葉化する現象の継続水面に不規則な波紋や音をもたらす
弱点
供養・祠の建立による鎮静化, 人払い・立入制限で語りの減衰, 季節の変化による目撃低下
生息地
本所の堀端, 川沿い・入堀周辺, 湿地の葦原

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