YOKAI.JP

妖怪図鑑

日本の妖怪を名前・種類・土地から探す

152 妖怪|12 カテゴリ|7/7 ページ
並び替え: 五十音昇順
珍しい
  • 雪爺

    雪爺

    珍しい

    ゆきじじい

    吹雪の山の老体・雪爺

    自然現象・自然霊水木しげる以前の一次典拠未確認、雪国の老爺像だが在地典拠なし

    吹雪の帳が下りるとき、雪爺は白装束の老体で現れ、遠間から呼びかけて人の方向感覚を奪う。雪にまつわる怪異譚の系譜に属し、雪女・雪入道と機能が重なるが、老形である点が特徴。姿ははっきりせず、近づくほど霞み、声のみが背後から響くと語られる。民俗的には雪害の戒めとして機能する象徴的存在と解される。

  • 雪童子

    雪童子

    珍しい

    ゆきわらし

    越後の雪に来る童・雪童子

    自然現象・自然霊新潟県岐阜県

    越後国に伝わる雪童子像に拠る。姿は雪の日に現れる小児で、吹雪の晩に戸口から訪れ、囲炉裏端で温をとる。世話を受けると家人を慰め、家事の手伝いをすることもあるが、春の兆しとともに力を失い姿を薄くする。害意は示さず、むしろ客神的に季節の訪れを告げる来訪者の性格を帯びる。来訪は反復するが永続せず、最後には訪れが絶える点に、雪そのものの無常観が映る。名称は「雪わらし」「雪子」などの異称があるが、いずれも雪と童形を結び付ける点で共通する。

  • 夢のせいれい

    夢のせいれい

    珍しい

    ゆめのせいれい

    寝所に夢運ぶ・夢のせいれい

    自然現象・自然霊民俗典拠なし、夢の精霊を想定した近現代創作

    絵画資料における「夢のせいれい」という名は伝聞的で、特定の図像への比定は定まっていない。杖を突き手招く姿の老体として描かれるとされる点から、夢を導く象徴的存在と理解される。文字形の似合から草の精霊や樹木の妖の誤読に通じる説もあるが断定はできない。ここでは夢を媒介し吉凶の兆しを告げる自然霊として整理し、占いや験担ぎにおける夢の位置づけと結び付けて解釈する。過度な人格化や固有名の伝承は避け、夢そのものの力に宿る霊格として位置づける。

  • 夜雀

    夜雀

    珍しい

    よすずめ

    山道で付きまとう鳥・夜雀

    動物変化高知県

    夜雀は西日本の山間部に広く語られる夜の随行怪で、鳴き声により存在を示す点が特色である。土佐では小鳥状、北川村や伊予では蛾・蝶状ともされ、姿は一定しない。単独行の時に背後や前方を交互にとりまき、耳許で細かく鳴いて歩行の調子を乱す。富山村では退散の唱え言が伝わり、軽挙に捕らえると夜盲に罹ると戒める。和歌山では逆に狼の出現を知らせ、山の魔からの守護の徴と捉える例がある。類話として奈良・紀伊の送り雀、高知・愛媛の袂雀があり、特に津野山・城辺では同一視され、袂を握る、枝を三本立てる、特定の真言を唱えるなどの回避法が語られる。視覚的実体の曖昧さ、音による干渉、地域ごとの吉凶解釈の差が民俗的特徴である。

  • 夜泣き石

    夜泣き石

    珍しい

    よなきいし

    小夜中山の泣く石・夜泣き石

    山野の怪静岡県

    東海道小夜の中山に伝わる代表的な型。旅の途中で無惨に殺された妊婦の霊が石に憑き、子を思って夜ごとに泣いたとされる。人々は供養を施し、やがて霊は静まったという筋立てが広く知られる。民俗的には路傍供養・子安信仰・石塔建立と結びつき、石に霊が籠もるという古層の観念をよく示す。

  • 龍女

    龍女

    珍しい

    りゅうじょ

    水際の鱗ある女・龍女

    水の怪日本各地 (水域に縁ある龍が女と化す)

    水域に近づく旅人や漁労者の前に現れるとされる龍女像を抽出した民俗的類型。人の姿で言葉を交わし、供物や誓いを求める。約定が守られれば水害を退け魚群を寄せるが、破られれば濁流や暴風で戒める。神仏との対立はなく、しばしば祈雨の場で龍神として遇される。人と龍の姿を使い分け、鱗や湿った衣の手触りなどに本性の兆しが表れるとされる。

  • わいら

    わいら

    珍しい

    わいら

    牛似の鉤爪獣・わいら

    山野の怪茨城県

    18〜19世紀の妖怪絵巻に基づく、解説文を伴わない像を再構成した準拠版。巨大な獣体の上半身のみが画かれ、左右の前肢に一本爪の大鉤を有する。体色は作例により暗緑から土色まで幅があるが一定せず、両生類的に見える作例もある。名称は恐れを意味する語義との連想が指摘され、『百怪図巻』『画図百鬼夜行』では「おとろし」と並置される。行動、生態、善悪は記されず、山間の不気味な存在として提示されるに留まる。民間伝承の具体像は未詳で、後代の補説は史料的裏付けに乏しいため採らない。

  • 笑般若

    笑般若

    珍しい

    わらいはんにゃ

    角牙浮かぶ笑みの鬼・笑般若

    鬼・巨怪長野県

    江戸後期の浮世絵・戯画に見られる笑般若像を基礎にまとめた版本。角・牙・逆立つ髪、見開いた眼と引きつる笑みが核となる。手にするものはしばしば生と死を連想させ、観者に不安を与える意匠が施される。鬼女はもとは人であり、妬心・怨恨・執着が積もって変化すると解される点で、般若面の観念に通じる。具体的な土地伝承の細部は乏しいが、夜席の語り物や絵本で恐れと戒めの象徴として扱われ、女の怨の極相を示す図像として継承された。現地口承では名のみ残る例があり、像容の伝達は主として絵画資料に依拠する。

145 - 152 / 152 件の妖怪を表示中