基本説明
夢にまつわる精霊と解され、夜ごと人の寝所に近づき、吉凶を帯びた夢想をもたらす存在とされる。杖をつき手招く姿で描かれる例が伝わるが、具体の名や性格は一定せず、夢そのものの霊格化として語られることが多い。江戸期の絵巻に名が見えるとされるが、対応する図像は明定せず、記録も少なく由来は不詳。
民話・伝承
寝入りばなに名もなき老の影が枕元に立ち、手招きして見せる夢ほど翌日の出来事を告げる、という夢占伝承に結び付けられることがある。吉夢を授ける夜は足取り軽く、凶夢の兆しには杖先が畳を鳴らすとも。いずれも地方性や典拠は一定せず、夢占い・枕草子的逸話の類型と交差する一般的な語りにとどまる。
コレクション収録
この妖怪は以下のコレクションに収録されています:
徹底解説
絵画資料における「夢のせいれい」という名は伝聞的で、特定の図像への比定は定まっていない。杖を突き手招く姿の老体として描かれるとされる点から、夢を導く象徴的存在と理解される。文字形の似合から草の精霊や樹木の妖の誤読に通じる説もあるが断定はできない。ここでは夢を媒介し吉凶の兆しを告げる自然霊として整理し、占いや験担ぎにおける夢の位置づけと結び付けて解釈する。過度な人格化や固有名の伝承は避け、夢そのものの力に宿る霊格として位置づける。
妖怪設定
この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。
- 性格
- 寡黙で中立的
- 相性
- 静かな寝所を好み、騒がしさを嫌う
- 能力・特技
- 吉夢・凶夢の予兆を示す入眠時に幻視を誘う夢見を鮮明に保たせる
- 弱点
- 騒音や強い灯りで近づきにくい, 寝具の乱れで影響が薄まる
- 生息地
- 寝所, 夜の路地, 寺社の境内
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