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かなつぶて(かなつぶて)

基本説明

かなつぶては『宝物集』に見える奈良坂の化生で、金の小石(礫)を打ち放って往来を襲った賊性的な妖怪。御伽草子の田村語りでは巨大な法師姿として現れ、太郎・次郎・三郎の金礫を操って人馬や荷駄を打ち砕く。稲瀬五郎坂上俊宗に追討され、ついに降伏して処刑されたと伝える。金礫の妙技と奈良坂での横行が特徴。

民話・伝承

平安末、『宝物集』は奈良坂のかなつぶてが処刑されたと記す。後世の『田村の草子』等では、背丈二丈ほどの異相の法師が金礫三種を放ち、都への貢ぎ物を奪ったため、勅命で坂上俊宗が討伐。俊宗は巧みに礫を払い、神通の鏑矢で七日七夜追撃し降伏させる。捕縛後は都で検視され、船岡山で斬罪・晒し首となったという。

妖怪カード2

かなつぶて を様々な画風のカードで

カード一覧

徹底解説

『宝物集』の記述を核に、御伽草子群の田村語りで造形が具体化した型。奈良坂の要衝で旅人や貢ぎ物を襲う化生として描かれ、法師姿・巨体・金礫という要素が定着する。金礫は太郎・次郎・三郎の三種で威力が段階化され、山や鎧も砕く夸示が付される。討手は稲瀬五郎坂上俊宗で、兵を率い罠や機転で礫をいなし、秘伝の鏑矢で執拗に追う筋立てが通例。最終的に降伏と処刑で終幕し、要路の治安回復譚として語られる。地域の坂・峠の危険や賊害を象徴化した怪異として理解され、金属光沢と飛礫の恐怖が強調される。

妖怪設定

この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。

妖怪タイプ
伝統妖怪
カテゴリ
鬼・巨怪
レアリティ
珍しい
性格
強欲・高慢だが用心深い
相性
武運強き者や祈祷・呪矢を持つ討伐者に弱い
能力・特技
金礫(太郎・次郎・三郎)を遠射して対象を粉砕巨体と怪力夜間における待ち伏せと奇襲人心を脅す大音声
弱点
鏑矢などの呪具・神通を帯びた武器, 機転による受け流し・打ち落とし, 執拗な追撃に弱く持久戦で劣る
生息地
大和国・奈良坂, 坂道・峠の要衝

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下図は奈良坂の金礫法師・かなつぶての診断評価図です。各項目の値が高いほど、その特性が強く表されていることを示しています。

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