基本説明
笑般若は、邪念にとらわれた女が変化した鬼女として絵画や口承に見られる妖怪。角と牙を持ち、面のように引きつった笑みを浮かべる相貌が特徴とされる。江戸の絵画では狂気めいた笑いとともに、果実や首級を思わせる不気味なモチーフが添えられることがある。信濃の伝承にも名が伝わるが、具体の逸話や出没状況は詳らかでない。
民話・伝承
江戸後期の絵師による百物語図会に「笑いはんにや」と題した作例があり、女が嫉妬や怨みから鬼形へ転じた相として描写される。鬼女の笑みは人心を乱す徴とされ、近づくと災いを招くと語られる地域もある。信濃国東筑摩郡には名のみ伝わり、姿形や由来の細部は不詳。一般には般若面のイメージと結びつけられ、女の怨念が極まった相として理解されてきた。
マヤ暦守護KIN
笑般若が守護しているマヤ暦のKINを一覧で表示しています。
徹底解説
江戸後期の浮世絵・戯画に見られる笑般若像を基礎にまとめた版本。角・牙・逆立つ髪、見開いた眼と引きつる笑みが核となる。手にするものはしばしば生と死を連想させ、観者に不安を与える意匠が施される。鬼女はもとは人であり、妬心・怨恨・執着が積もって変化すると解される点で、般若面の観念に通じる。具体的な土地伝承の細部は乏しいが、夜席の語り物や絵本で恐れと戒めの象徴として扱われ、女の怨の極相を示す図像として継承された。現地口承では名のみ残る例があり、像容の伝達は主として絵画資料に依拠する。
妖怪設定
この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。
- 性格
- 嫉妬深く執着が強いが、表向きは笑みを絶やさない
- 相性
- 弱き心や妬みを抱く者と相性が悪い
- 能力・特技
- 人心を乱す笑みで不安や恐怖を誘う怨念に応じて姿を保つ闇夜での視覚的威圧
- 弱点
- 執着を断つ祈祷や心の平静, 強い照明ではなく夜明けの清気, 仏教的懺悔や回向
- 生息地
- 人里の縁側や座敷, 辻や橋のほとり, 夜の集会や語り物の場
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