珍しい
伝統妖怪

基本説明

雪爺は、雪の降り積もった深い山中に現れる、老人の姿をした雪の妖怪。水木しげるは雪女・雪入道と同種の雪の妖怪に分類する。吹雪のおりに白衣の老翁として遠くから人を呼び、近づくほど姿は曖昧になって声ばかりが残り、山に入った者を驚かせ、道を惑わせて迷わせるとされる。吹雪で行き倒れた者の魂が転じたもの、あるいは雪の神に連なる存在ともいわれるが、由来は定まらない。雪女が女、雪童子が童であるのに対し、老翁の相で語られる雪の怪である。

民話・伝承

冬山で道に迷った旅人の前に白髪の老人が現れ、声をかけて誘い、歩むうちに深雪へ足を取られて衰弱するという類話が各地に伝わる。雪女・雪入道と混称されることもあり、姿は老人とされるほかは一定しない。実体としては、樹木に降り積もった雪の様子を人が妖怪と見誤ったものとする見立ても語られ、雪害への戒めの象徴として機能したと解される。固有の土地由来や成立過程については諸説あり、雪女ほどの厚い文献的裏づけは持たない。

雪が化した精

雪の怪

吹雪の夜に山里を訪れる、雪そのものが化した精たち。白い着物の雪女を中心に、雪の童 雪童子、雪山の老翁 雪爺が連なる。来訪して命を奪い、また子を託す ── 雪国の畏れと慈しみが結んだ群れ。

徹底解説

吹雪の帳が下りるとき、雪爺は白装束の老体で現れ、遠間から呼びかけて人の方向感覚を奪う。雪にまつわる怪異譚の系譜に属し、雪女・雪入道と機能が重なるが、老形である点が特徴。姿ははっきりせず、近づくほど霞み、声のみが背後から響くと語られる。民俗的には雪害の戒めとして機能する象徴的存在と解される。

妖怪設定

この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。

性格
冷淡だが執拗
相性
迷いやすい者に厳しいが、静かに退く者には無関心
能力・特技
吹雪を呼ぶかのように周囲を白くかき乱す足音や呼び声で方向感覚を狂わせる気配を遠近にずらす幻惑
弱点
焚き火などの温もりを囲む集まり, 日の出まで動かず耐える慎重さ, 里へ下りぬこと
生息地
深雪の峠道, 針葉樹の立ち並ぶ山中, 吹きさらしの尾根

🔮妖怪相性診断

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出典・参考文献

2
  1. 図説 日本妖怪大全 [近代文献]
  2. 妖怪事典村上健司(毎日新聞社, 2000) [研究書] 参考資料

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