名妖
伝統妖怪

逆柱

さかばしら

カテゴリ
住居・器物
性格
無念・不穏で執着が強いと解される
起源
日本各地 (大工・宮大工の禁忌・上下逆の柱)
子供向け
妖怪キッズでよむ

お子様にも分かりやすく逆柱について説明したページもご用意しています。

基本説明

木造建築で、樹木の根元側を上、梢側を下にして立てた柱を指す俗信上の怪異。逆に据えられた柱は夜更けに家鳴りや軋みを起こし、家運の衰えや火難を招くと忌避された。近世以来の怪異談や民俗記録に見え、柱そのものが祟る、あるいは葉の妖が現れるとも語られる。工匠は木の上下を重んじ、建前の禁忌として伝えた。

民話・伝承

井原西鶴『西鶴織留』には、京都六角堂前の家で毎夜梁が崩れるような音が続き、住人が転居した話が見える。小田原の話では、祝いの席で「首が苦しい」と声がし、座敷の柱から発せられていると知れて逆柱であったという。一方、日光東照宮陽明門には意図的に意匠を逆にした「逆柱」があり、完成を避ける「未完成」の思想による魔除けで、怪異譚の逆柱とは別概念とされる。

妖怪カード1

逆柱 を様々な画風のカードで

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徹底解説

大工・宮大工が木の「根張り」を尊ぶ作法に反し、上下逆に立てた柱が家に不具合をもたらすとする近世以降の怪異観。夜半の家鳴り、梁のきしみ、得体の知れぬ囁きなどの兆しが続くと「逆柱の祟り」と解され、柱の据え直しや祈祷が試みられた。水木しげるは、逆さの柱から木の葉の妖が生じる、または柱自体が化すと紹介しているが、古記録では音・不運・不吉の徵として語られることが多い。意図的な逆意匠による魔除け(陽明門)は、建築儀礼の「作り残し」の思想に属し、怪異としての逆柱と区別される。建築民俗に根差した禁忌の象徴であり、地域の大工口伝や寺社の記録、随筆類に散見される。

妖怪設定

この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。

性格
無念・不穏で執着が強いと解される
相性
木の上下を正す作法と相性が悪い
能力・特技
家鳴り・異音を起こす居住者に不吉を知らせる前兆となる柱そのものが怪異の媒体となる
弱点
柱の据え直し(上下を正す), 祈祷・清祓, 建築儀礼に則った施工
生息地
民家の座敷・梁間, 寺社の堂宇, 町家・商家

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