阿波国・堀江村に伝わる記述に基づく像を整理したもの。糸引き娘は路傍で糸車を操る若い女として出没し、視線を向けた者に対し即座に老女へと化生して高笑する。化けの皮を見せる以外の実害は伝わらず、接触や追跡も行わないとされる。時間帯は夕暮から夜半が語られやすく、場所は村外れや畦道、辻など人通りの減る所が典型的。民俗的には道の怪異譚に属し、見目に惑うな、寄り道するなという教えと結び付けて語られてきた。変化の契機は「見とれる」「近づく」などの行為で、音もなく老女像へ転じるのが怖しみの核である。素材としての糸車は生活用具であり、作業の手つきが現実味を与え、出会い頭の異様さを際立たせる。地域外の類話はあるが、具体名をもつのは阿波の例が代表的である。
妖怪設定
この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。
🔮妖怪相性診断
阿波の老婆化け・糸引き娘についてさらに詳しい情報や診断結果については、こちらをご覧ください。