基本説明
糸車で糸をひく若い女の姿で路傍に現れる妖怪。行き交う者がその美しさに見とれると、たちまち白髪の老婆へと変じ、高笑いして相手を驚愕させるという。姿形の急変で人を惑わす点が特徴で、具体的な害は伝えられないが、道中の不意打ちとして語られる。阿波国に伝承があり、名はその所作に由来する。
民話・伝承
徳島県板野郡堀江村に、夕刻の道端で糸をひく娘に出会った旅人が見とれた途端、相手が白髪の老婆に変じて哄笑し、旅人は腰を抜かしたという話型が知られる。娘は糸車を回し続け、近づくと変化を見せるが、財物や命への害は記されない。路上の怪異として、夜道での注意を促す語り物の一つとされる。
マヤ暦守護KIN
糸引き娘が守護しているマヤ暦のKINを一覧で表示しています。
徹底解説
阿波国・堀江村に伝わる記述に基づく像を整理したもの。糸引き娘は路傍で糸車を操る若い女として出没し、視線を向けた者に対し即座に老女へと化生して高笑する。化けの皮を見せる以外の実害は伝わらず、接触や追跡も行わないとされる。時間帯は夕暮から夜半が語られやすく、場所は村外れや畦道、辻など人通りの減る所が典型的。民俗的には道の怪異譚に属し、見目に惑うな、寄り道するなという教えと結び付けて語られてきた。変化の契機は「見とれる」「近づく」などの行為で、音もなく老女像へ転じるのが怖しみの核である。素材としての糸車は生活用具であり、作業の手つきが現実味を与え、出会い頭の異様さを際立たせる。地域外の類話はあるが、具体名をもつのは阿波の例が代表的である。
妖怪設定
この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。
- 性格
- 人をからかうが執拗ではない
- 相性
- 道行く独り者に遭いやすい
- 能力・特技
- 若女から白髪の老婆への瞬時の変化嘲笑による驚かし人の注意を惹きつける美貌と所作
- 弱点
- 目を合わせず近寄らないと効果が薄いとされる, 群れて行動する相手には現れにくいと語られる
- 生息地
- 村はずれの道端, 辻や畦道, 阿波国・堀江村周辺
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