冷蔵守

昔から団地やアパートに住む人々の間では「冷蔵庫のマグネットが勝手に落ちたり動いたら、冷蔵守の仕業だ」と囁かれてきた。 ある家では、夜中に冷蔵庫の扉を開けると、磁石の飾りが一つだけ別の場所に動いており、翌日その家の主人は冷凍庫の肉を使い忘れて腐らせてしまったという。 また別の家では、子供が夜中に冷蔵庫の前で泣いていたが、理由を聞くと「冷蔵庫から声がして、お菓子を食べろって言った」と答えたと伝わる。 こうした話から、冷蔵守は人の食のリズムを乱す現代の妖怪として知られるようになった。

性格特徴については、とぼけた策士また、相性の良い人については、几帳面な人には挑発的、ズボラな人には甘言

主な能力・特技としては、微移動による配置改変、磁力で紙片・鍵・栓抜きを吸着、記憶の連想を撹乱する囁き、冷蔵庫の開閉タイミングを誘導などが挙げられます。

一方で弱点もあり、朝日の直射で磁気が鈍る, 整然とした週次の貼り替え儀式, ガラス面や木製扉には定着しにくい, 強い消磁処理や掃除の徹底とされています。

主な生息地はワンルームのキッチン, 深夜営業地域のマンション, シェアハウスの共用冷蔵庫とされています。