おんりょう
怨霊は、非業の死や深い恨みを抱いた人の霊、または強い怨念をもつ生霊が祟りをなす存在を指す。古代から中世にかけては、疫病・天変・政変などの災厄の原因とみなされ、御霊として社寺に祀り鎮める信仰が広く行われた。個別の名をもつ歴史上の人物が忌むべき力と畏敬を併せ持つ例が多く、恐れと祭祀が表裏一体で語られてきた。
平安期以降、政争に敗れた貴顕の霊が京中に怪異や疫をもたらすとされ、社殿の造営や改元、祭礼の奉仕で鎮める御霊会が営まれた。中世には戦乱・飢饉の無念を鎮めるための供養や大念仏が各地で行われる。近世には情痴や家内の揉め事に起因する怨みが語り物・芝居に展開し、祈祷や戒名授与などで解く説話も広まった。
怨霊を御霊として祀り、祟りを鎮め福徳へ転ずると捉える枠組み。疫病や天災は怨みの発露と見做され、社殿の創建、神格の贈与、祭礼の恒例化などによって和解を図る。祟り神は、畏れと尊崇が重なる二面性を持ち、荒ぶる力は鎮魂の作法を通じ共同体の守護へ変容すると理解された。国家的儀礼から村落の供養まで階層的に実施され、改元・勅使の派遣、御霊会、放生会などが制度化。個人に対しては回向・写経・念仏・加持祈祷が施され、名誉回復や神階授与が霊の鬱念を解く手立てとされた。物語・縁起は、なぜ怨みが生じたかを説き、冤罪・非命・断絶といった原因に社会的な記憶の場を与える役割を担う。怨霊の力は無差別ではなく、因由に沿って兆しを示すとされ、夢告・神託・雷火・疫癘などの徴をもって意思表示を行うと信じられた。鎮魂は一度で終わらず、年次の祭礼や社頭の整備をもって継続され、忘却が再発を招くと警められた。
性格特徴については、執念深く、理不尽ではなく因果に応じて応報するまた、相性の良い人については、恭敬と供養に応じて和らぐが、嘲りや冒涜に対して激烈
主な能力・特技としては、疫病・天候異変などの災厄を招く、夢告や神託による意思表示、雷火・怪音・怪光などの兆しを現す、個人・集団への祟りと加護の両義的作用などが挙げられます。
一方で弱点もあり、名誉回復や追善供養, 御霊会・放生会などの正統な祭祀, 加持祈祷と読経, 忘却せず継続する鎮魂の実践とされています。
主な生息地は都城や旧跡の社寺周辺, 塚・古墳・戦場跡, 怨みの因縁にかかわる地とされています。
下図は御霊信仰・伝統版の診断評価図です。各項目の値が高いほど、その特性が強く表されていることを示しています。
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