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浮世絵
妖怪カード

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浮世絵

歌川国芳・北斎風 木版画

からかさ小僧 — 浮世絵

からかさ小僧からかさこぞう

渦潮をひと跳び、からかさ小僧

青い渦と金の雲の間を、破れた古傘が一本脚で跳ぶ。大きな一つ目の下では赤い舌が揺れ、傘骨の隙間から細い腕まで伸びている。 からかさ小僧は古傘の付喪神として親しまれる姿。深刻な害を語る伝承は乏しく、夜道で出会った人の肝を冷やす、その一瞬こそが晴れ舞台だ。

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一反木綿 — 浮世絵

一反木綿いったんもめん

暮潮を裂く白い一反

夕焼けを残す海の上で、細長い白布が大きく身をよじる。二つの赤い目を先頭に、布端は波しぶきと黒雲を巻き込みながら空へ伸びる。 一反木綿は鹿児島県肝付に伝わる夜の布怪。音もなく飛来し、行き会う人の顔を覆い、首へ巻きつくという。白さを見つけた時には、もう風ではない。

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牛鬼 — 浮世絵

牛鬼うしおに

波を割る朱の牛鬼

朱黒の巨体が海を割り、牛の角と牙を低く突き出す。蜘蛛めいた脚が渦巻く波を踏み、背後の雲まで荒々しく押し広げている。 牛鬼は西日本の海辺や淵に潜み、人を襲うと恐れられた猛悪な怪。一方、宇和島の祭礼では、その強い威で災いを祓う練物として町を進む。

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馬骨 — 浮世絵

馬骨ばこつ

荒波に立つ土佐の馬骨

藍の大波と灰色の雲を背に、破れ衣をまとった馬の白骨が二本脚で立つ。空洞の眼窩と剥き出しの肋骨が、波頭よりも白く浮かび上がる。 馬骨は、火事で焼け死んだ馬の骨が化けたと『土佐お化け草紙』に描かれた怪。人を襲うより、供養されなかった命の無念をその身で見せる。

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