からかさ小僧からかさこぞう
渦潮をひと跳び、からかさ小僧
青い渦と金の雲の間を、破れた古傘が一本脚で跳ぶ。大きな一つ目の下では赤い舌が揺れ、傘骨の隙間から細い腕まで伸びている。 からかさ小僧は古傘の付喪神として親しまれる姿。深刻な害を語る伝承は乏しく、夜道で出会った人の肝を冷やす、その一瞬こそが晴れ舞台だ。
作品を見る歌川国芳・北斎風 木版画
からかさ小僧からかさこぞう
青い渦と金の雲の間を、破れた古傘が一本脚で跳ぶ。大きな一つ目の下では赤い舌が揺れ、傘骨の隙間から細い腕まで伸びている。 からかさ小僧は古傘の付喪神として親しまれる姿。深刻な害を語る伝承は乏しく、夜道で出会った人の肝を冷やす、その一瞬こそが晴れ舞台だ。
作品を見る馬骨ばこつ
藍の大波と灰色の雲を背に、破れ衣をまとった馬の白骨が二本脚で立つ。空洞の眼窩と剥き出しの肋骨が、波頭よりも白く浮かび上がる。 馬骨は、火事で焼け死んだ馬の骨が化けたと『土佐お化け草紙』に描かれた怪。人を襲うより、供養されなかった命の無念をその身で見せる。
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