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百鬼夜行絵巻
妖怪カード

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百鬼夜行絵巻

古典絵巻の一場面 — 大和絵

輪入道 — 百鬼夜行絵巻

輪入道わにゅうどう

火輪、霞を越える

金霞の間に、炎をまとった黒い車輪が浮かぶ。輪の中心には憤怒の入道顔が据わり、こちらを睨んだまま、音のない絵巻の空を転がってくる。 輪入道は姿を見た者の魂を奪うという火車の怪。戸口に「此所勝母の里」と記せば退くとされるが、巻物の中では家も札もまだ見えてこない。

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馬骨 — 百鬼夜行絵巻

馬骨ばこつ

金霞をゆく馬骨

上下に金のすやり霞が流れる絵巻の中を、古衣をまとった馬の骨が静かに歩く。赤い緒と裂けた布だけが、白い骸に人の暮らしの名残を添える。 『土佐お化け草紙』の馬骨は、火事で死んだ馬の骨が化けたもの。物語の先へ急ぐ百鬼の中でも、この一体だけは置き去りにされた命の時間を運んでいる。

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