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水墨画
妖怪カード

3

水墨画

墨一色 + 朱印 — 静謐・余白美

馬鹿 — 水墨画

馬鹿うましか

さて、馬か鹿か

霞む水辺で、衣をまとった馬顔の怪が両腕を広げる。頭上へ飛び出した目と割れた蹄、どこか得意げな立ち姿だけが淡墨の景色から離れている。 馬鹿は江戸の妖怪絵巻に姿だけが残り、由来も行いも記されない精怪。名のしゃれから生まれたのか、それさえ不明なまま、答えを求める側を眺めている。

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牛鬼 — 水墨画

牛鬼うしおに

水際に沈む牛鬼の墨

薄墨の岸辺から、角を伏せた牛鬼の巨体が水へにじみ出る。蜘蛛のような前脚は水面すれすれに伸び、黒い毛並みだけが濃く重なる。 牛鬼は海岸や淵に現れ、人を喰らい毒気を放つとされた水辺の強敵。姿を描き切らない墨の余白が、まだ水底に続く体の大きさを想像させる。

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馬骨 — 水墨画

馬骨ばこつ

浅瀬を渡る骨の衣

淡い山影と水辺の余白の中を、古衣を引く馬の白骨がゆっくり歩く。片方の前脚から骨が垂れ、水面には細い墨の影だけが残る。 火事で死んだ馬の骨が化けたという馬骨は、『土佐お化け草紙』に残る骸の怪。大声で恨みを訴えずとも、歩き続ける骨そのものが供養を求めている。

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