御左口神を「妖怪」として扱うなら、恐ろしい怪物ではなく、神と妖怪の境界にいる存在として読むべきである。人を襲う、化ける、夜道に現れるといった物語型ではなく、石・木・柱・土地の霊力が祭祀によって呼び出されるところに本質がある。諏訪では建御名方神、洩矢神、守矢氏、御柱祭が複雑に重なり、中央神話の神だけでは説明しきれない厚い信仰層が残る。御左口神はその層を読むための鍵であり、諏訪を「神話の舞台」から「土地そのものが神を宿す場所」へ変えて見せる存在である。
妖怪設定
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