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静寂
妖怪カード

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静寂

瞑想・休息 — 月光と霞

大鯰 — 静寂

大鯰おおなまず

要石の下、鯰は眠る

月の浮かぶ青墨の水辺で、巨大な鯰が注連縄を巻いた要石を背負う。髭の先に小さな波紋が広がるだけで、地も水もまだ静かなままだ。 地中の大鯰が身をよじると地震が起こり、鹿島の要石がその動きを抑えると信じられた。静けさとは、動かないことではなく、押さえが利いている時間だ。

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馬骨 — 静寂

馬骨ばこつ

月の浅瀬で立ち止まる

満月が細い水路に光を落とし、古衣をまとった馬の白骨が岸辺で足を止める。水紋と紅葉だけが動き、空洞の目は静かな対岸を向いている。 火事で死んだ馬の骨が化けたという馬骨に、人を襲う派手な記録はない。供養されなかった命も、今夜だけは月明かりの中で休んでいる。

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