
猿鬼能登一角の岩穴鬼・猿鬼
さるおに
詳細説明
能登地方に特有の猿鬼像に拠る。猿に似た体つきに一本角を戴き、岩穴を棲処として里の家畜や人を脅かした。夜陰に乗じて現れ、山野と里の境を荒らす存在として恐れられた。一方で地域社会は氏神の加護を仰ぎ、弓矢による退治譚が地名起源と結びついて語られる。討伐後は角が神社に伝来し、慰霊の社が設けられるなど、畏怖と鎮魂が対をなす構図が見られる。猿鬼は個体的存在として語られ、群れの描写は乏しい。行動域は岩穴周辺と里山の境界で、気配は獣臭と黒い血の伝承で印象づけられる。
出典情報
種類全体の出典primary
岩見重太郎 狒々退治伝説
著者: (講談・絵草紙)
出版社: (近世の武勇伝説、薄田兼相と同一視)
種類全体の出典primary
今昔物語集(巻二十六第七「美作国神依猟師謀止生贄語」)
著者: 編者未詳
年代: 12世紀前半(平安末期)
出版社: (平安末期の説話集)
種類全体の出典reference
今昔物語集 巻二十七 第二十二話「猟師母成鬼擬噉子語」
著者: (編者未詳)
年代: 平安後期 (12 世紀初)
出版社: (説話集)
種類全体の出典primary
岩井戸神社 猿鬼伝説(能登町観光ガイド・日本伝承大鑑)
著者: (能登町観光ポータルほか)
出版社: (在地伝承・地誌)
種類全体の出典primary
しっぺい太郎(悉平太郎・早太郎)霊犬伝説
著者: (各地口承・寺社縁起)
出版社: (遠江・信濃ほかの霊犬譚)
性格
凶暴だが縄張り意識が強い
相性
里近くで争いを招くが、神威には屈する
能力・特技
弱点
神前の弓矢, 眼を射られること, 神社領域への侵入
マヤ暦守護KIN
猿鬼の能登一角の岩穴鬼・猿鬼が守護しているマヤ暦のKINを一覧で表示しています。
診断評価
妖怪バウンダリー・タイプ指標
いたずら濃度
3.0high: 戯 low: 護
📝 メモ
家畜や人を襲う凶暴な里山の鬼として働く。
変化適応
0.0high: 化 low: 定
📝 メモ
一角の猿鬼として固定され、変化能力は語られない。
夜話度
3.0high: 夜 low: 昼
📝 メモ
夜陰に乗じて里山と里の境を荒らす。
情の深さ
1.0high: 縁 low: 境
📝 メモ
岩穴周辺の縄張りに執着するが、個人縁は薄い。
結界強度
3.0high: 律 low: 流
📝 メモ
能登の岩穴と里山境界を強く領域化する。
表舞台圧
2.0high: 表 low: 影
📝 メモ
一本角の猿鬼が岩穴から現れ、里の人畜を脅かす。
妖怪相性診断
喜び
2.0喜びと楽しさの程度
📝 メモ
楽しさ・遊戯性は乏しく、夜陰に乗じた襲撃が中心
怒り
7.5怒りの激しさの程度
📝 メモ
凶暴で縄張り意識が強く、対立や怒りの激しさが示唆される
慈悲深い
1.0慈悲深さの程度
📝 メモ
慈悲の描写は皆無で、加害的性格が強い
憂鬱
3.0憂鬱で思慮深い程度
📝 メモ
鎮魂の社が設けられる伝承はあるが、猿鬼自身の憂鬱さは語られない
静寂
2.0内なる平静の程度
📝 メモ
内なる平静は感じられず、出没と加害が中心
いたずら好き
2.5いたずら好きで活発な程度
📝 メモ
猿に類する性質から僅かな悪戯的連想はあるが、実際は害意が主
やさしい
1.0やさしく親しみやすい程度
📝 メモ
里を脅かす凶暴な鬼として描かれ、親和性や優しさはほぼ見られない
厳格
4.0厳格で真面目な程度
📝 メモ
明確な規律性は薄いが、縄張り行動に基づく一貫性はある
守護的
1.5他者を守る傾向
📝 メモ
守護の性向はなく人里に害をなす側。縄張り意識はあるが保護ではない
神秘的
6.5神秘的で不思議な程度
📝 メモ
地名起源や黒い血、角の遺物など神秘要素はあるが、行状は比較的具体的で怪異性は中程度
霊性の深さ
6.0精神的境界の深さ
📝 メモ
氏神による討伐・遺物伝来・慰霊と地名譚が重なるため、宗教的文脈の厚みは中程度以上
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