稀少
伝統妖怪

六右衛門

ろくえもん

カテゴリ
動物変化
性格
一門の頂に立つ者の重みを背負い、堂々として威厳に満ちる。情に厚く、見込んだ若狸には惜しみなく地位までも譲ろうとする度量をもつ一方、恩を返さぬと見れば烈火のごとく怒り、退かない。誇り高く、面子を何より重んじる老練の総大将。
起源
津田浦 (現·徳島県徳島市、阿波狸の総領)
  • 徳島県阿波狸の総領、津田浦の大狸、金長の宿敵
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基本説明

六右衛門は、阿波の津田浦 (現·徳島県徳島市津田) に棲んだ大狸で、四国じゅうの狸を従える総領とされる。阿波の狸の世界では、狸たちが正一位といった位階を競い、最も力ある者が総大将として君臨する擬人化された序列が語られてきた。その頂に立つのが六右衛門で、子に千住太郎、娘に鹿の子姫 (小安姫)、そして合戦で散る家臣の権右衛門を抱えた一門の長である。後の世に阿波狸合戦のもう一方の総大将として知られ、修行に来た若き金長と師弟の縁を結びながら、やがて宿敵として相まみえる。

民話・伝承

伝説では、修行のため六右衛門のもとを訪れた日開野の狸·金長は、その才覚を見込まれ、娘との婚姻と養子縁組によって阿波の狸の地位を継ぐよう望まれたと伝わる。だが金長は故郷の主人·茂右衛門への恩義からこれを断り帰郷し、六右衛門は深く激怒したとされる。やがて大軍を率いて金長を攻め、両軍六百匹余りが勝浦川を挟んで三日三晩戦い抜いた末、一騎討ちで金長に討たれた (喰い殺されたとも) と伝わる。この物語は明治四十三年 (一九一〇) の講談本『四国奇談·実説古狸合戦』などで広く知られ、昭和十四年 (一九三九) の映画『阿波狸合戦』、さらに一九九四年のスタジオジブリ『平成狸合戦ぽんぽこ』へと受け継がれた。

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徹底解説

津田浦に棲む阿波狸の総領·六右衛門の姿。四国じゅうの狸を束ねる総大将として君臨し、正一位の位階を競い合う狸の序列の頂に立つ老練の長である。かつて弟子として迎え、娘との縁組で跡目を継がせようとした金長を、その出奔の後にはやがて宿敵として勝浦川の岸辺で迎え撃つ。両軍六百匹余りが三日三晩を戦い抜いた大合戦の末、一騎討ちに敗れて散ったと伝わるが、その名は講談·映画·アニメへと語り継がれ、阿波狸合戦のもう一方の主役として今に残っている。

妖怪設定

この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。

性格
一門の頂に立つ者の重みを背負い、堂々として威厳に満ちる。情に厚く、見込んだ若狸には惜しみなく地位までも譲ろうとする度量をもつ一方、恩を返さぬと見れば烈火のごとく怒り、退かない。誇り高く、面子を何より重んじる老練の総大将。
相性
古い義理と新しい義理の板挟みになる者と縁が深い。一度結んだ縁を裏切られたと感じると敵にも回るが、その激しさの裏には弟子を惜しむ情がある。
能力・特技
四国じゅうの狸を号令一下に動かす総領の統率力化けと幻術で大軍を操り、敵を欺く戦の采配
弱点
誇りと面子に縛られ、一度激した怒りを抑えきれない。一騎討みの果てに金長に討たれたと伝わる。
生息地
津田浦 (現·徳島県徳島市津田) を本拠とし、勝浦川一帯を戦場とした

阿波狸を束ねる総領·六右衛門についてさらに詳しい情報や診断結果については、こちらをご覧ください。

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