
蓑火琵琶湖雨夜の蓑光・蓑火
みのび
詳細説明
琵琶湖起源の記録を典型とし、雨夜に蓑・傘・衣に微光が点在してまとわる怪火の総称的相。熱を持たず、払う動作に応じて増光・増数するが、衣を外す、火を灯す、時間経過などで自然消散する。各地の呼称や解釈は異なり、水死者の霊と見る地域もあれば、動物の仕業や自然発光と見なす伝もある。荒事を起こすよりも目惑い・気味悪さを与える性質が語られ、単独者のみが知覚する例も多い。
出典情報
種類全体の出典primary
妖怪学講義(蓑火の解釈)
著者: 井上円了
年代: 明治期
出版社: (妖怪学)
種類全体の出典primary
近江・彦根の蓑火伝承
著者: 民俗伝承(採集)
年代: 近世〜近代
出版社: (『日本妖怪大事典』等に集成)
種類全体の出典primary
今昔百鬼拾遺
著者: 鳥山石燕
年代: 安永10年(1781年)
性格
無感情・中立
相性
湿潤・無風の夜に現れやすい
能力・特技
弱点
蓑や衣を外すと消える, 灯火に弱く退散しやすい, 風雨の変化で発現が途絶える
コレクション収録
この妖怪は以下のコレクションに収録されています:
診断評価
妖怪バウンダリー・タイプ指標
いたずら濃度
1.0high: 戯 low: 護
📝 メモ
払うと増え視覚を撹乱するが、燃え広がる害はない
変化適応
1.0high: 化 low: 定
📝 メモ
小光が増数し移るが、姿そのものは火のままである
夜話度
3.0high: 夜 low: 昼
📝 メモ
梅雨時や雨夜の舟上に現れる怪火である
情の深さ
1.0high: 縁 low: 境
📝 メモ
蓑や衣類に付着し動作に反応して位置を変える
結界強度
1.0high: 律 low: 流
📝 メモ
琵琶湖の舟上や雨具の表面に生じるが掟は弱い
表舞台圧
-1.0high: 表 low: 影
📝 メモ
蓑に付く蛍状の微光として小さく現れる
妖怪相性診断
喜び
1.0喜びと楽しさの程度
📝 メモ
喜びの描写はなく、無感情・中立とされる。
怒り
1.0怒りの激しさの程度
📝 メモ
怒り・攻撃性の逸話はない。
慈悲深い
2.0慈悲深さの程度
📝 メモ
怨霊説もあり情動的救済性は乏しい。実害がない点で僅かな配慮的解釈は可能。
憂鬱
3.5憂鬱で思慮深い程度
📝 メモ
水死者の霊の化現とする地域解釈に憂いの気配はあるが、標準像は無感情。
静寂
6.5内なる平静の程度
📝 メモ
静かにきらめき、熱も荒事もない。雨夜の寂静と親和的で内的静けさが感じられる。
いたずら好き
4.0いたずら好きで活発な程度
📝 メモ
払うと増える挙動は軽い戯れの印象を与えるが、意図的悪戯と断定しにくい。
やさしい
6.0やさしく親しみやすい程度
📝 メモ
熱を持たず実害を与えない。目惑い程度で害意は薄いが、友好的とも言い難い。
厳格
1.5厳格で真面目な程度
📝 メモ
規律性や戒めを与える性格は見られない。
守護的
1.5他者を守る傾向
📝 メモ
守護的働きの伝承はなく、退散方法はあるが保護とは無関係。
神秘的
8.5神秘的で不思議な程度
📝 メモ
見える者と見えない者が分かれる、増減する怪火で各地に解釈差があり神秘性が高い。
霊性の深さ
7.0精神的境界の深さ
📝 メモ
怨霊・自然発光の二重解釈、地域的名称の広がりなど霊的象徴性が比較的深い。
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