戦場ヶ原の大蛇は、男体山(二荒山)の神が湖の領有をかけて取った化身である。とぐろを解けば中禅寺湖を半ば覆うほどに長大で、鱗は濡れた黒曜のごとく光り、双眸は水底の燐火を宿す。水を呼び霧を起こし、湖面に波濤を立てて敵を阻む。当初は赤城山の大百足に押されたが、人間の弓の名手の一矢を借りて形勢を覆したと伝わる ── 神でありながら人の助力で勝つという、山と里が交わる信仰の姿をとどめる。勝敗の跡は赤沼・菖蒲ヶ浜・戦場ヶ原の地名となって、今も奥日光の景観に刻まれている。
妖怪設定
この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。
性格 - 湖沼を統べる威厳と、水神らしい執念深さをあわせ持つ。一度定めた縄張りは決して譲らず、敵には幾度倒れても再び立ち向かう不退の気魄を見せる。
相性 - 水を司る龍蛇・湖の神とは同類として親和し、山と鉱を象徴する百足とは宿命的に対立する。山の神・弓の英雄を味方とする。
能力・特技 - 呼水・起霧湖水を操る波濤不死の再生力霊山の主としての神威
弱点 - 山と鉱を象徴する百足を相剋の宿敵とする。神威は霊山と水に根ざすため、その地を離れれば力を減ずるとされる。
生息地 - 中禅寺湖および戦場ヶ原を中心とする奥日光の湖沼・湿原。男体山を神体とする霊域。
中禅寺湖を争う水神・戦場ヶ原の大蛇についてさらに詳しい情報や診断結果については、こちらをご覧ください。