伝説
妖怪

アカマタ・クロマタ

あかまたくろまた

カテゴリ
神霊・神格
性格
寡黙で厳か。共同体の結束のなかにのみ立ち現れ、見られることを拒みながら実りを授ける。
起源
八重山 (西表島古見・新城島上地・小浜島・石垣島宮良、現·沖縄県)
  • 沖縄県八重山の秘祭の仮面来訪神、地底の他界ニーローから来訪
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基本説明

アカマタ・クロマタは、八重山諸島の豊年祭(旧暦五〜六月)に現れる仮面の来訪神である。全身を蔓草で覆ったずんぐりとした団子状の姿で、赤い面のアカマタを男神、黒い面のクロマタを女神とするが、面や構成は地域によって異なる。石垣島宮良では「ニーロー神」とも呼ばれ、底が分からぬほど深い穴=地底の他界(ニライカナイ)から来訪すると伝わる。美男に化けて娘のもとへ夜ごと通う蛇の妖怪、赤又(あかまたー)とは系統がまったく異なる、草装束をまとう祭礼の来訪神である。資格を持つ地区住民のみが関わり、撮影や口外が固く禁じられた全貌非公開の秘祭として知られる。

民話・伝承

西表島東部の古見(こみ)が発祥地とされ、現在は西表島古見・新城島(あらぐすく)上地・小浜島・石垣島宮良の四ヶ所で行われる。宮良へは、明和の大津波のあと小浜島から移り住んだ人々によって伝えられたと伝わる。豊年と豊穣を寿ぐ来訪神として迎えられ、その来訪は村に実りと加護をもたらすとされる。「国指定重要無形民俗文化財」と紹介する資料もあるが、ここでは断定しない。なお、来訪神行事としてユネスコ無形文化遺産に登録された十件には含まれない(沖縄県からの登録は宮古島のパーントゥのみ)。撮影も口外も許されぬ沈黙のなかでこそ、地底の他界から来る神への畏れが守り継がれてきた。

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徹底解説

蔓草を幾重にも巻きつけた団子状の体に赤・黒の仮面をいただく、草装束の来訪神。ニーローと呼ばれる地底の深い穴、すなわち海の彼方の他界から年に一度だけ姿を見せ、豊年と豊穣を村にもたらすと伝わる。その姿も声も、関わることを許された地区の住民のほかは目にしてはならず、写真も言葉も外へ持ち出すことはできない。美男に化けて娘へ通う蛇の妖怪、赤又とはまったく別の存在で、見られぬことによってこそ神威を保つ、沈黙の秘祭の主である。

妖怪設定

この区画は物語を楽しむための当サイト独自の設定です。史実・考証ではありません。

性格
寡黙で厳か。共同体の結束のなかにのみ立ち現れ、見られることを拒みながら実りを授ける。
相性
土地と祭祀を敬い、秘めごとを守れる者と相性が良い。好奇の眼差しや軽々しい口を最も嫌う。
能力・特技
豊年と豊穣を村にもたらすとされる加護地底の他界ニーローから年に一度来訪すると伝わる
弱点
撮影・口外という秘祭の禁を破られること。外部の好奇の視線にさらされること。
生息地
八重山諸島の豊年祭(西表島古見・新城島上地・小浜島・石垣島宮良)。ニーローと呼ばれる地底の他界から来訪すると伝わる。

地底の他界から来る秘祭の神・アカマタクロマタについてさらに詳しい情報や診断結果については、こちらをご覧ください。

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