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浄蓮の滝じょうれんのたき

浄蓮の滝に伝わる妖怪 1 体。その土地に根ざした物語と伝承地を辿ります。

  • 絡新婦

    絡新婦

    伝説

    じょろうぐも

    女の姿と蜘蛛の糸――重なり合う絡新婦

    動物変化浄蓮の滝(静岡県伊豆市)/賢淵(宮城県仙台市)/作州高田(現・岡山県真庭市勝山地域)

    絡新婦は、実在の蜘蛛名、女に化ける近世怪談、鳥山石燕が描いた女体と蜘蛛脚の図、各地の蜘蛛淵伝説が重なって形づくられた妖怪である。『宿直草』では母子の姿から天井裏の大蜘蛛へ、『太平百物語』では婚姻を迫る娘の幻から軒下の小蜘蛛へと正体を変える。水辺では細い糸を人の足に掛け、木へ移されると巨木を淵へ引き込む。琵琶で男を誘惑して食べるという通俗像は、確認できる一つの古典にそのまま現れるわけではない。