野底の漁師の網にかかり、涙ながらに命を乞うたという人魚・ザンの姿を映した版。放してくれた恩へ津波の到来を告げ、信じた村を丸ごと救ったと伝わる。その正体はジュゴンであり、神の使いとして琉球の海に長く敬われてきた海獣でもある。荒れ狂って災いを招くのではなく、迫る災厄を先んじて人へ知らせ、海と陸とのあいだに立って人を守る—ザンは琉球の海が生んだ、もっとも慈悲深い予言者として今も語り継がれてきた存在である。
妖怪設定
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妖怪タイプ - 伝統妖怪
カテゴリ - 水の怪
レアリティ - 名妖
性格 - 温厚で情に厚い。人に追いつめられても怒らず、命を惜しんで涙を流す。受けた恩は必ず海の知らせで返そうとする、義理堅い海の守り手。
相性 - 海とともに生きる漁師や島人と縁が深い。同じく海から災いを知らせる存在でも、炙られた怨みで津波を招くヨナタマが祟りの海霊であるのに対し、ザンはあくまで人を救う側に立つ点で対をなす。恩を忘れぬ者、海を敬う者ほど守りを得やすいとされる。
能力・特技 - 迫りくる津波や海の異変を察知し人へ警告する海中を自在に泳ぎ漁師の前に姿を現す
弱点 - 網や銛で容易に捕えられ、陸では生きられない。受けた恩義に弱く、無下にはできない。
生息地 - 八重山から奄美にかけての浅い海、藻場の広がる珊瑚礁の沿岸
