火明命は、播磨国風土記が伝える地名起源神話の主役であり、その荒ぶる性格そのものが播磨中央部の地形を形づくった荒御子(あらみこ)である。父・大汝命に水汲みを命じられて置き去りにされた火明命は、怒りのままに波風を呼び起こし、父の乗る船を転覆させた。散乱した積荷 ── 蚕子・琴・箱・船・甕・冑など ── が落ちた地はそれぞれ日女道丘(姫山)・琴神丘・箱丘らの名を得て、姫路の地名そのものの淵源となった。荒神でありながら、その怒りが土地に秩序と名を与えるという両義性に、この神の本質がある。天孫系譜の天火明命と同神視されることもあるが、播磨では海と嵐を司る土着の御子神として記憶される。
妖怪設定
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性格 - 剛強で激しやすく、父神すら手を焼くほどの荒々しさをもつ。置き去りにされた屈辱に応えて即座に天候を荒らす、誇り高く一徹な気性。
相性 - 怒りや反骨を抱える者、海・天候の力に畏れを抱く者と響き合う。穏やかな調停を求める相手とは衝突しやすい。
能力・特技 - 波風を起こし船を転覆させる暴風の支配怒りによって天候を荒らすその行為が地形・地名の起源となる(地名創生)
弱点 - 激しやすい気性ゆえ謀(はかりごと)に乗せられやすく、父・大汝命の置き去りの計略にかかった。冷静な策略の前には御しがたい。
生息地 - 因達神山(現·姫路市の日女道丘=姫山一帯)と播磨灘の海上。
嵐を呼ぶ荒御子・火明命についてさらに詳しい情報や診断結果については、こちらをご覧ください。